役所はストップ。病院は休診多数。かかりつけ医に確認を

 10連休は一見良いようで実は不便なことも多く生じます。

 国や地方自治体のほとんどが10連休を取るため、役所の窓口で手続きが行えなくなります。土日の窓口サービスに取り組んでいる自治体もありますが、祝日の場合は例外としているところが多いので注意が必要です。補助金などの審査が必要な書類は事務処理の遅延が予想されます。

 日常生活では、病院の休診の影響が懸念されます。自営業の個人クリニックよりも、医療法人が経営している病院の方が10連休になるようです。かかりつけ医が休診で他の病院も休みとなると、急患に対応している病院に殺到することになりかねません。

 病院だけではなく、調剤薬局の休業も心配です。普段は土曜日に営業している薬局でも5月4日(土・みどりの日)は国民の祝日にあたるため、休業を予定しているところがあります。

 処方箋の有効期限についても注意が必要です。処方箋の有効期限は発行日を含めて4日間(4営業日ではありません)。例外的に処方箋の「使用期間」欄に有効な年月日の記載があれば、4日間を越えても有効になりますので、医師に相談した方が良いケースも出てきそうです。多くの方が前倒しで診療を受け、薬を処方してもらうので調剤薬局の在庫切れも心配。

 持病がある方などは、前もってかかりつけ医に相談しておくのがよさそうです。