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1.2019年3月期3Qは、10%減収、8%営業増益だが、実質営業減益
ソニーの2019年3月期3Q(2018年10-12月期)は、売上高2兆4,018億円(前年比10.1%減)、営業利益3,770億円(同7.5%増)となりました。
今3Qは前年比で減収となりましたが、これは金融事業でソニー生命の運用損益が悪化したこと、モバイル・コミュニケーション事業でスマートフォンの販売台数が大幅に減少したこと、半導体事業でスマホ向けイメージセンサーが減少したこと、ホームエンタテインメント&サウンド事業でテレビの販売台数が減少したことによります。
一方、営業利益は前年比7.5%増となりました。セグメント別に見ると、金融、半導体、ゲーム&ネットワークサービス、モバイル・コミュニケーションと営業減益ないし赤字となったセグメントが多いことが目立ちますが、音楽部門において音楽出版事業(著作権の管理等)を行うEMIの連結子会社化に伴い持分再評価益1,169億円が営業利益に計上されたため、全社では増益になりました。
この一時利益を除くと営業利益は2,601億円(前年比25.9%減)となります。