本日の注目通貨
一般教書演説:対中貿易協議を含む貿易戦争について
トランプ大統領は本日の日本時間11時(頃)から一般教書演説を行います。一般教書演説(State of the Union Address)とは、米国の大統領が上下両院の議員に向けて今後1年の政策運営方針を演説するものです。通常は1月最後の火曜日に行われますが、今年は米政府機関閉鎖のために延期されていました。
マーケットが注目しているのは、通商政策では対中貿易協議を含む貿易戦争について、経済政策では追加減税案があるのかということです。また、米朝首脳会談の開催地も発表される予定です。
ドル/円:2019年2月の予想レンジ 105.26円から111.25円
1月の値動きをもとに、2月のドル/円の予想レンジをピボットを使って計算したものです。貿易戦争、米政府機関閉鎖、経済指標の結果などの政治経済ファクターは、当然のことながら考慮されません。1月にこれだけ動いたから、2月はこれくらいだと予想するものです。値幅が大きいほど予想レンジも広がります。今回は1月3日のフラッシュ・クラッシュ(瞬間的暴落)のデータが含まれているので、レンジ幅もその分ワイドになっています。しかしフラッシュ・クラッシュが今月起きないとは誰も言えません。
ピボットは、計算がシンプルなだけに使いやすく、世界中で多くのトレーダーが使っています。レンジはあくまでもメドですが、よく新聞などでみかける「今月のレンジはxxx円」という予想よりは精度が高いと思います。
第2レジスタンス113.62円
第1レジスタンス111.25円
ピボット107.63円
第1サポート105.26円
第2サポート101.64円
1月3日の急落のデータを含んでいるので、ピボット(転換点)は107.63円と低い水準に位置しています。ドル/円は110円近辺で推移しているので、現在はどちらかというと円安に位置しているといえます。
第1レジスタンスは111.25円になりますが、それにはまず110円台でしっかり足固めをする必要があるでしょう。円高方向に転換した場合、まずはピボットの107.63円が意識されます。107円台は1月14日以来つけていないので、この水準を下回ると円高ムードが高まることが予想されます。なお、2019年のこれまでの高値は110.16円、安値は104.01円。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
6日:米貿易収支 など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。