「高値-前年終値」で分かる翌年の天井予測
一つの目安があります。ここ3年間の高値をその前年の終値と比較したときに、あまり円安に振れていないという特徴があります。上記の表の右から2列目の「高値―前年終値」という数字です。
2016年の高値121.70円は、前年の終値120.30円から1.40円しか円安に振れていません。同じように2017年は1.53円、2018年は1.84円しか円安に振れていません。
もし、今年が112円で終わり、来年もこの3年と同じように円安圧力が強くならないのであれば、来年の天井は114円以下ということになります。逆に、来年、今年の終値よりも2円以上円安に動けば、これまでの相場構造とは変わってきていると見た方がよいかもしれません。ひとつの考え方として注目しておいてください。