6724 セイコーエプソン 東証1部

 7月27日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+15.4%の750億円、経常利益+18.1%の740億円の増収・増益の見通し。

 2012年11月6日の215円(分割前432円)を底値に、アベノミクス相場にサポートされて上昇が続きました。その後は、2014年12月8日の2,985円(分割前5,970円)の高値でいったんピークをつけ下降トレンド(A)へ転換。この下降トレンド(A)の中で2016年1月21日の1,492円で底打ちとなり反発しました。

 しかし、下降トレンド(A)を上に抜けて3月14日の2,099円まで戻した後、再下落。7月7日の1,543円まで下げて、ここが二番底となって、今度は本格的な上昇トレンド(B)へ転換しました。

 この上昇トレンド(B)の中で2017年7月31日の2,976円の高値をつけるものの、2014年12月8日の2,985円を更新できず、10月25日の2,948円、今年の1月18日の2,810円と順下げの三尊天井となって急落。3月29日の1,810円、9月10日の1,801円と二点底をつけて、9月19日に1,954円で買い転換となっています。目先は2,100円水準が上値の節目ですが、ここを突破すると真空地帯となっており、大きな上昇も期待できます。

 

2502 アサヒグループホールディングス 東証1部

 8月2日発表の2018年12月期本決算予想は、2017年12月期比で営業利益+11.4%の2,040億円、経常利益+3.1%の2030億円の増収・増益の見通し。2月15日時点、5月8日時点の経常利益は見通しと変わらず。

 2012年11月16日の1,740円を底値に、アベノミクス相場にサポートされて上昇を開始。2015年8月10日の4,395円でいったんピークとなって、9月8日の3,508円まで下落し、その後はゆるやかな下降トレンド(A)に移行しました。

 この中で2016年6月24日の3,127円で底打ちし、12月14日の3,355円で二番底をつけて上昇トレンド(B)へ転換。この上昇トレンド(B)の中で今年の1月9日の6,076円、5月11日の6,069円とダブル天井の形となって調整入りとなりました。その後、9月7日の4,709円の安値をつけてもみあい、9月21日に4,984円で買い転換となっています。

 

3593 ホギメディカル 東証1部

 9月11日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+12.3%の59.2億円、経常利益+12.5%の60.5億円の増収・増益に見通し。4月11日時点の予想と変わらず。業種:繊維製品(滅菌用品類、手術用品類、治療用品類)。

 2016年1月21日の2,625円を安値に上昇トレンド(X)を形成。この中で短期の上昇トレンド(A)で7月20日の3,835円まで上昇後、8月8日の3,165円まで押し目を入れ、ボックス相場(B)となりました。

 このボックス相場の中で2017年4月13日の3,240円を安値に上放れ。7月7日の3,620円まで押し目を入れたあとは、上向き先細り三角形の上昇となり、ここを上に抜けて今年の6月13日に5,220円の高値をつけました。

 ここをピークに急反落となりましたが、8月21日に3,725円、9月11日の3,675円と二点底となって9月25日に3,960円で買い転換しています。

 

2737 トーメンデバイス 東証1部

 7月27日発表の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+0.8%の26.20億円、経常利益+1.7%の24.70億円の2期連続の増収・増益の見通し。業種:卸売業(メモリー、システムLSI、液晶デバイス)。

 2012年10月11日の1,608円、11月12日の1,615円と二点底をつけて反発し、三角保ち合い(A)を形成した後、上放れとなり2015年8月5日の2,250円まで上昇。ここから反落して2016年2月12日の1,607円とスタートラインまで戻していました。その後、ゆるやかな上昇トレンド(B)となっていましたが、8月3日の1,772円を安値に角度の大きい上昇トレンド(C)へ転換。この中で2017年11月24日の3,675円、今年の1月29日の3,815円と二山形成して大幅下落となり、2月14日の2,673円まで下げました。

 その後、大きな上下動となって上値は2月26日の2,977円、5月9日の3,030円と二山形成し、下値は2月14日の2,673円、8月21日の2,660円と二点底の形となって9月21日に2,769円で買い転換となっています。5月9日の3,030円を上回ると3,400円水準までは真空地帯といえます。

 

2060 フィード・ワン 東証1部

 8月8日発表時点の2019年3月期本決算予想は、2018年3月期比で営業利益+26.8%の47億円、経常利益+24.3%の51億円の増収・増益の見通し。業種:食料品(飼料、食品)。
2015年7月7日の196円を高値として、下向きの先細三角形の保ち合い(A)となり、この煮詰まったところの2016年6月24日の111円を安値に上放れとなり、2017年10月5日に353円の高値をつけました。

 ここをピークに反落となり、今年の3月26日には204円まで下落。5月15日には285円の戻り高値をつけ、再び下向きの先細三角形(C)を形成しました。この中の煮詰まったところで8月16日の191円を安値にもみあい、9月18日に215円で買い転換となって上放れしつつあります。