今まで投資をしたことがなく、「投資ってどんなもの?」「投資って難しそうで私にはムリ」と考えている投資未経験者や初心者の人のため、トウシルではまず、投資は難しくないことを伝えたいと思います。と同時に、投資のスタートラインに立つための知識を「投資の旅のしおり」として6回にわたって、紹介していきます。

 今回はその2回目です。

目的地はどこ?

 投資の「目的」はズバリ「お金を増やす」こと。投資をする人はみんなこれを目的にしています。ただその使い途は個人個人で違うはず。

 例えば「3年後のヨーロッパ周遊旅行に備える」「10年後の起業のために資金を増やす」「公的年金だけでは老後生活が不安なので、資産を増やしたい」というようなことです。もちろん、漠然と「○○万円を貯める」という人もいるでしょう。これを旅に置き換えれば「目的地」になります。

証券購入の目的ランキング

出所:平成30年1月「個人投資家の証券投資に関する意識調査報告書」(日本証券業協会)より(20 歳以上の全国の個人投資家5,073 人へのアンケート)

 

 上記のランキングは、何を目的に証券購入したのか、個人投資家にアンケートした結果のランキングです。

 単純に「配当金、分配金、利子を得るため」がトップになった一方で、第2位は「老後の生活資金のため」と、約半数の人が将来を見据えて、投資をしていることが明らかになりました。

 老後資金を作ることが目的なら、公的年金が支給される65歳までが一つの投資期限の目安になります。現在、30歳の人なら、35年間の長い投資の旅になるので、しっかりした計画が必要です。

 マイホームを買う時期はまだ決まっていないけれど、「住宅ローンを組むときの頭金をつくる」ことが目的地なら、毎月できる範囲の金額で、投資をすればいいでしょう。投資がうまくいけば、購入時期を早めたり、より多くの頭金をつくったりすることができるかもしれません。このケースでは、マイホームを購入するおおまかな時期と、頭金の目標額を決めておくだけで、投資という旅が楽しめそうです。

 ただし、5年後に必ず300万円ないと困るといった場合は、毎月5万円ずつ預貯金で積み立てて、確実に300万円貯めることを目指すことがおすすめです。必要な金額が確実に決まっている場合、投資は向きません。「リスク」があるためです。

 投資のリスクとは、「結果が不確実である」ことです。