〔前編:下落相場に負けない個人投資家になるための8つの法則〕記事をよむ

下落相場で個人投資家が考えるべき8カ条

下落相場で個人投資家が考えるべき8カ条1)~4)は前編をご覧ください。

5)「情報は株価に反映しているはずだ」と考える

 株価下落の背景には、たいてい「悪材料」がある。

 この材料が主に株価のリターンを決めるのだと考えた場合、投資家が株式を売ることが有利に働くのは、悪材料が株価に「まだ十分反映していない」場合と、この「悪材料」が市場の参加者が考えているよりも「もっと悪くなる」ことが確実だと考えられる場合だ。

 しかし、悪材料の株価への織り込みが「不足なのか」「行き過ぎなのか」を判断することは、市場参加者の誰にとっても簡単ではない。投資家である、あなた自身にとってもそうだろう。

 また、悪材料について、現在市場参加者が予想するものよりも、将来さらに悪化するか否かを判断することも大変難しい。

 結局、市場の参加者よりも情報と判断の上で優位に立てるという確度の高い根拠があるのでなければ、「悪材料は、不足か過剰かは分からないが、おおむね現在の株価に反映している」と考えて、これまでもそうして来たように、現在の株価で株式を保有してリスク・プレミアムの獲得を目指すことが「現実的な情報の制約を考えた場合の最適な戦略」となることが理解されよう。