2024年9月時点の、エリア別ポートフォリオを解説!

 

 9月は世界株投信を中心として購入し、少し米国株投信も買いました。10月は軟調な季節特性があるので、下落を警戒しています。ただし、11~12月は堅調という想定です。

 足元では米国の30年住宅ローン金利が急低下しており、過去、この現象が発生した場合、S&P500は高パフォーマンスになる傾向があります。

 また、米国市場でIPO(新規株式公開)僅少の年が2年以上続くと、その後、株価は上昇傾向になるコトが多いです。さらに、米国MMF(比較的安全性が高い、公社債などを中心とした投資信託)がピークアウトすると、その後S&P500は上昇する傾向であり、金利低下に伴ってMMFから他の資産へのシフトが期待できます。

2024年9月時点の、タイプ別ポートフォリオを解説!

 9月は引き続き、*半導体のビッグサイクルから最後のラリーがあると想定している、半導体関連の世界株投信を主に購入しました。

 無難に行くならS&P500連動の投信がおすすめです。S&P500が1~9月の8カ月間でプラスだと、10~12月も堅調な傾向となっています。1950年以降のデータでは、第4四半期は平均+6.6%となり、全平均+4.3%と比較して高パフォーマンスです。

 また、9月は、ダウ工業株30種平均(NYダウ)が最高値を更新するなど、ニューヨーク証券取引所の90%の株式が上昇し、かつ取引量が増加しました。過去この現象が発生した場合、S&P500は1年後28回中25回上昇し、平均+14.3%と好調でした。

*半導体のビッグサイクル…半導体セクターには、好況と不況が4年程度の周期で入れ替わる「シリコンサイクル」という景気循環があり、2024年は半導体市場が非常に活気づいている