昨日(2017年06月08日)の動向

9日の東京時間朝にポンドが暴落。
英総選挙の投票が終わり、直後の出口調査で保守党の劣勢が伝えられたことが理由で、ポンド/ドルは、NY終値の1.2950ドルから1.2717ドルまで、またポンド/円は、142.478円から139.66円まで急落しました。(東京時間午前8時30分時点)

野党・労働党が過半数を取るか、あるいは保守党も労働党も単独過半数を獲得できない「ハングパーラメント(宙ぶらりん議会)」に陥ることで英国議会の政治的混迷が深まる恐れがあります。選挙の結果次第では、メイ英首相の退陣問題に発展することも考えられ、今後のブレグジット交渉に影響がでることは必至です。中長期的にもポンドの下落要因になると考えられます。


米ドル/円は、東京時間に日銀が出口戦略を検討とのニュースが伝わり、109.37円まで下落しましたが、海外時間には110.37円まで切り返しました。ECB会合や、コミー・前FBI長官の議会証言に対する反応は限定的。NY時間終盤にかけては再び売りが優勢になり109円台に押し戻されました。終値は109.988円(前日比+0.182円)。

英総選挙の開票が進む9日の東京市場では、米ドル/円は冷静さを保ち110円を挟んで小動きとなっています。

2017年06月08日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 109.813 110.379 109.373 109.988
ユーロ/円 123.652 124.012 123.162 123.337
豪ドル/円 82.899 83.206 82.569 82.989

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2017年06月09日)の展望

【米ドル/円】

レジスタンスは110.75円(2017年06月05日高値圏)、サポートは 108.85円(2017年04月21日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 110.75 111.95 108.85 108.10

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円のレジスタンスは124.70円(2017年06月05日高値圏)、サポートは 122.30円(2017年05月03日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1270ドル(2017年06月08日高値圏)、サポートは 1.1095ドル(2017年05月19日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 124.70 125.45 122.30 121.85

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

レジスタンスは83.90円(2017年05月25日高値圏)、サポートは 81.75円(2017年05月18日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 83.90 84.05 81.75 81.10

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2017年06月09日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2017年06月09日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 17:30 (英) 4月鉱工業生産指数(前月比) 0.7% -0.5%
★★ 17:30 (英) 4月製造業生産指数(前月比) 0.8% -0.6%
★★★ 21:30 (加) 5月失業率 6.6% 6.5%
★★★ 21:30 (加) 5月新規雇用者数 1.50万人 0.32万人
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

当資料は投資判断の参考情報として提供しており投資勧誘を目的としていません。投資の最終決定はご自身でご判断ください。楽天FXで取引するには委託証拠金の差入れが必要です。取引手数料は無料ですが、各通貨ペアごとに異なるスプレッドがかかります。実際の取引では少額の委託証拠金でその額を上回る額の取引を行うことができ、そのため、差入れた委託証拠金を上回る大きな損失が発生する恐れがあります。