米ドル/円は、113円台で底固い。仏大統領選挙終わり、焦点は米利上げに移る。

昨日（2017年05月08日）の動向

週末のフランス大統領選は、マクロン氏がルペン氏に大差で勝利して当選が確定。ユーロ/ドルは、東京市場の朝に1.1013ドルまで上昇したものの、予想通りの結果だったため新規買いよりも利食い売りが優勢になり、東京時間午前のうちに1.10ドルを割ると、海外時間には1.0916ドルまで下落しました。ユーロ/円は、約1年ぶりの高値となる124.29円をつけたあと、122.98円まで下落。

米ドル/円は、週明けのシドニー市場で113.13円近辺まで上昇。東京市場オープン後は頭打ちとなって、欧州時間には112.39円まで下押し。

しかし、2017年最大の政治リスクといわれたフランス大統領選が無難に終わり、マーケットの焦点が改めてFRB利上げに当たると、一転買戻しが優勢に。NY時間には3月17日以来となる113.29円の高値をつけました。終値は113.228円（前日比+0.507円）。また、この日の日経平均は、終値ベースでは１年5ヵ月ぶりの高値となる19,895.70円をつけました。

豪ドル/ドルは0.74ドル前半が重く、0.7377ドルまで下落。この日発表された豪3月住宅建設許可件数は前月比-13.4％のマイナス。豪の住宅市場ブームがピークを過ぎてRBAが利上げする大きな理由がひとつなくなりました。さらに、豪輸出全体の1/4を占める鉄鉱石の市況が大幅に悪化していることもマイナス材料。

 

2017年05月08日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	112.868	113.295	112.395	113.228
ユーロ/円	124.294	124.314	122.981	123.658
豪ドル/円	83.627	83.689	83.177	83.589

 

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2017年05月09日）の展望

【米ドル/円】

レジスタンスは113.50円（2017年03月17日高値圏）、サポートは 112.05円（2017年05月05日安値圏）です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	113.50	114.90	112.05	111.75

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円のレジスタンスは124.65円（2016年05月12日高値圏）、サポートは 122.30円（2017年05月03日安値圏）です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1015ドル（2017年05月08日高値圏）、サポートは 1.0870ドル（2017年04月24日安値圏）です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	124.65	126.85	122.30	121.85

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

レジスタンスは84.55円（2017年05月02日高値圏）、サポートは 82.65円（2017年05月05日安値圏）です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	84.55	85.10	82.65	81.95

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2017年05月09日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2017年05月09日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★★	15:00	(独) 3月鉱工業生産(前月比)	-0.7%	2.2%

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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