昨日(2017年05月05日)の動向

5月4日に113.04円まで上昇した米ドル/円は、この日は調整が入り一旦112.08円まで下落。その後米雇用統計発表時間までに112円台半ばを回復。発表後に一時下げたものの112.30円近辺で下げ渋ると、NY市場の終了間際に112.80円まで上げて当日高値をつけました。終値は112.721円(前日比+0.279円)。

5月5日に発表された4月米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比+21.1万人と予想を上回り、前月(+7.9万人)から大きくリバウンドしました。失業率は10年ぶりの水準となる4.4%まで低下して、ほぼ完全雇用の状態。今回の結果は、米雇用市場は健全で、3月の落込みは一時的要因にすぎなかったことを示しました。ただ、平均労働賃金が前年比+2.5%と予想(+2.7%)を下回るなど、課題も残りました。

欧州通貨は、雇用統計発表後も堅調で、ユーロドルは、週末の大統領選の結果を楽観したユーロ買いで1.0999ドルまで上昇。昨年11月以来の高値を更新しました。ポンド/ドルは昨年9月以来の1.2983ドルまで上昇。

円が売られユーロとポンドが買われたことで、ユーロ/円は昨年12月以来の124.05円まで、ポンド/円も年初来高値の146.44円まで上昇しました。

2017年05月05日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 112.471 112.803 112.089 112.721
ユーロ/円 123.509 124.055 122.923 123.978
豪ドル/円 83.321 83.665 82.670 83.618

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2017年05月08日)の展望

【米ドル/円】

レジスタンスは113.05円(2017年05月04日高値圏)、サポートは 112.05円(2017年05月05日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 113.05 113.50 112.05 111.75

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円のレジスタンスは124.65円(2016年05月12日高値圏)、サポートは 122.30円(2017年05月03日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1300ドル(2016年11月09日高値圏)、サポートは 1.0870ドル(2017年04月24日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 124.65 126.85 122.30 121.85

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

レジスタンスは84.55円(2017年05月02日高値圏)、サポートは 82.65円(2017年05月05日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 84.55 85.10 82.65 81.95

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2017年05月08日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2017年05月08日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 23:00 (米) 4月米労働市場情勢指数(LMCI) - 0.4
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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