株価、ドルとも下落が一服で金曜日は落ち着いたマーケット 2014年10月27日分より
金曜日は落ち着いたマーケットでした。株価、ドルとも下落が一服、若干の戻しの動きとなり、それに応じてメタルが売られる結果となり、一週間で見るとパラジウム以外はほぼ月曜日のオープニングと同じレベルまで戻ったということになりました。今週もドルをみながらの動きとなりそうです。先物のポジションの整理も一服、内部要因からの下落や上昇という可能性は小さくなりました。しばらくは小動きになるのではないでしょうか。
NY金 2014年12月限 日足
CFTC Commitments of Traders Report as of 21 Oct 2014 2014年10月27日分より
投資家ロングは251トンから 334トンへ増加。
コメックスの投資家ポジションと金価格
株価が戻し、ゴールドとプラチナが売られました 2014年10月24日分より
株価が戻し、ドルも大きく買い戻されたので、ゴールドとプラチナが売られました。ゴールドは一時1230ドルを割り込み今週の安値となりました。しかしドル円が108円台とほぼ1円の円安に動いたため円建てではほとんど動きはありません。パラジウムだけはドル建ての上げで円建ても大きく上昇しました。パラジウム以外はドルとメタルが打ち消しあって円建ては動きづらそうです。
中国の2013年のゴールド需要は2199トン!? 2014年10月23日分より
China Gold Association (CGA:中国黄金協会)がChina Gold Year Book 2014(中国黄金年鑑2014)で発表したところによると昨年2013年の中国のゴールド需要は2200トンに上ったということです。地金の輸入が1507トン、鉱石が17トン、国内生産が428トン。(スクラップが247トンということになりますか。)これは欧米系の調査会社や金融機関の分析よりもはるかに多い数量です。(WGCは1066トンとしています。)この年鑑、中国語だけでの発行のようです。ちょっと読んでみたいな。
しっかりのマーケットが続きます 2014年10月22日分より
しっかりのマーケットが続きます。インド・中国でのゴールドの買いが9月10月の記録からはっきりとしてきており、ゴールドが上昇を始めたことの要因になっていたようです。昨日はインドの9月の輸入量が100トン近くまで増えたことを書きましたが、中国もゴールデンウイーク10/1-7の前後5日間でSGE倉庫からの現物の引き出しが68トンにも達したようです。1200ドルサポートされましたね。円建てでもゴールドは4300円近辺まで戻してきました。まだ株価は不安定、投資家の疑心暗鬼はゴールドにとってはプラスですね。
しっかりな一週間の始まりとなりました 2014年10月21日分より
しっかりな一週間の始まりとなりました。日経平均は大きく戻し、ドルもしっかりでしたが、それでもゴールドは売られることなく、オープンから徐々にレベルを切り上げ、ほぼ一日の高値でアジアは終わりました。その後の欧米でも上昇は続き、さらに10ドル近く上昇しました。株価の下落は止まったとはいえ、まだマーケットには不安が残っているのかもしれません。インドではDiwaliと呼ばれるヒンズー教の「光の祭り」が明日水曜日から始まります。例年この時期にはゴールドが売れることで季節的要因となるのですが、このお祭りシーズンを前にして9月のインドのゴールド輸入量は、昨年の同月の450%増、ゴールドが1200ドルとすると97トンものゴールドが9月に輸入されたことになります。このインドの買いもゴールドの底値を支えたのかもしれません。