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2月17日(水)までに大きく下げなければ、もみあいが続く可能性も
出島 昇
柴田罫線実践教室
株式会社オルタナレッジ「柴田罫線」で分析した提供レポートです。 「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいりま…

2月17日(水)までに大きく下げなければ、もみあいが続く可能性も

2010/2/16
出島昇氏が「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいります。お客様の投資のヒントにお役立てください。
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先週は、週始めに下値ポイントの9,800円水準に達して反発

先週のメッセージでは、1月の始めの11,000円水準をピークに調整入りし、10,000円水準を目指すとしてきましたが、その10,000円に達して今年1回目の買い場に突入としました。しかし、個別株をみてみるとほとんど下げ足りず日経平均の1,000円近い下げは外国人投資家によって買われた輸出関連株(値ガサハイテク株、自動車株など)の下落によるものといえます。日柄(変化日)からみると確率が高い日柄はSQ前後(SQの翌週の始め)としていますが、先週は週後半に株価が上昇したことで、週始めの3日間大きく下げなければ日柄がズレる可能性がでてきました。先週の動きをみると2月8日(月)に▲105円の9,951円となった翌日に9,867円という目先の下値水準に到達し終値は△18円の9,932円と反発し、その後、2月10日(水)△31円の9,963円、2月11日(木)休場、2月12日(金)は△128円の10,092円と3日連続の上昇となりました。日柄(変化日)というのは、その日に直近の最安値をつけるのがふつうですので、来週の週前半(水曜日まで)に9,867円を下回る陰線がでてこなければなりません。そのためには2月15日(月)にまず9,960円(2月10日の9,963円)を切ってくることがポイントでしたが、本日(2月15日)は▲78円の10,013円と下げ足りずで終わりました。あと2日で2月9日(火)の9,867円を下回ることができるかどうかに注目となります。NYダウも2月8日(月)▲103ドルの9,908ドルと10,000ドルを割っていましたが、2月9日(火)に△150ドルの10,058ドル、2月10日(水)▲20ドルの10,038ドル、2月11日(木)△105ドルの10,144ドルとなり、週末は一時10,000ドルを切る9,983ドルまであって、大引けは▲45ドルの10,099ドルとなっています。目先転換点(変化日)となるには1~2日で2月5日の9,835ドルを下回らなければなりませんので、現時点では中途半端な位置にあります。

日柄がズレる場合の要因は相場環境の変化

相場環境に変化がおきて日柄のタイミングがあわなくなってきました。

1つは消化されていない新しい悪材料として、2月12日(金)の上海市場の引け後に中国人民銀行が預金準備率の引き上げを発表したことです。今週1週間は旧正月で休場なので上海市場には反映されていません。これを嫌気して、NYダウは一時▲160ドルをこえる下げとなりましたが、引けにかけてはハイテク株が買われて下げ幅を縮小して終わりました。それと、ギリシャ支援の具体策が今週議論される見通しも不透明さがあります。ギリシャに具体的な救済策がでると同じように財政悪化しているポルトガル、スペインはどうするのかいう話になり、なかなかスッキリした救済策がでないかもしれません。そういうものがあるためにSQ前後とした日柄のタイミングがズレていきているのかもしれません。日柄がズレる場合は次の日柄を待たなければなりません。

テクニカル的には調整局面も終盤に来ており、海外情勢次第ではあと一押しの株価下落が有るかもしれませんが、投資スタンスとしてはもう一段の下落は想定済みと言う発想で少しずつ買いを仕込んで行く局面でも有ります。市場が懸念しているギリシャ、ポルトガル、スペインなどの財政不安懸念もドイツがギリシャ支援を検討との報道も有り、今後順次欧州内で懸念解消に向けての動きが出て来るものと思われます。

懸念される材料では有りますが、経済規模を考えれば過度に悲観的になる必要もなく、有る意味、株価が下落する事で表面化している悪材料は織り込みつつあると言う解釈が妥当。

トヨタの大量リコール問題も株式市場の悪材料でしたが、既に株価は織り込み済み、日本全体の問題と言うよりも既にトヨタ個別の問題になりつつ有りますので、月日が経過し、株価が調整する事でトヨタ問題も徐々に織り込み済みの材料になって行きます。

国内主要企業の決算発表もピークを過ぎ、業績内容は当然ながら個々の銘柄で好悪混合、業績が悪い銘柄は今後買えない銘柄と言う位置付けになり、好業績を発表した銘柄は今後買いのタイミングを探ると言う対象になります。今はまだ大局調整局面が続いている状況ですが、先々調整が完了して再度株価が上昇基調に転じる時には、好業績銘柄が優先的にまずは買われてきます。

底打ちの形ができない限り、もう暫くは調整色が強い相場展開が続きますが、目先の慎重な対応、先々の強気と言うスタンスで、調整終盤に有る現在の局面は、先々の利益の種を蒔く時期と位置付け、少しずつ買いポジションを拡大して行くと言う対応で臨むのが最善の対応となります。

当面は決算発表が終わった足元好業績銘柄を中心に個別銘柄重視で個別対応、業績の良い銘柄の安値を拾って先々の上昇を待つと言う投資スタンスで臨む相場環境となります。

3段の縮小型という底打ちのパターンも考えられる

日柄が2月17日(水)とならなければ、日米ともに次の日柄を待ち、その間は9,000円~10,300円台ぐらいのもみあいが続くことになるパターンと徐々に下値を試して3段の縮小型で底打ちというパターンも考えられます。日経平均の下げ方をみると次のようになっています。

1段下げ:1月15日(金)の10,982円→2月1日(月)の10,129円 853円(下げ幅)

2段下げ:2月04日(木)の10,438円→2月9日(火)の9,867円 571円(下げ幅)

3段下げ:2月15日(月)の10,119円→9,800円? 約300円下げ幅(現時点での想定)

これまで1段下げ、2段下げとなって下げ幅が853円、571円と縮小してきていますので、2月12日(金)の10,100円が3段目の下げのピークだとすれば、ここから約300円幅ぐらいの下げが想定され、その場合は9,800円水準で底打ちとなります。本来は2月9日(火)の9,867円からの戻りとしては本日(2月15日)の10,119円は戻りが小さすぎますので、3段の縮小型が出来上がって底打ちからの上昇となっても本格的な上昇となるかどうかは今のところわかりません。

(指標)日経平均

先週の予測では、SQ前後(特にSQ明けの週始め)が日柄(変化日)となるかどうかとし、テクニカル的にはNYダウの9,800ドル水準、日経平均の9,800円水準は調整の範囲内としました。この目先の下値ポイントにNYダウは2月5日(金)に9,835ドルをつけて反発し、日経平均は2月9日(火)に9,867円をつけて反発となり、ともに目先の下値ポイントに到達して反発となりました。本来は、この9,800ドル、9,800円水準の安値が日柄(変化日)と合えばそこが底打ちとなるところです。このままですと、日経平均の日柄が現時点では2月17日(水)となりますので、この日に2月9日の9,867円を下回る安値をつけなければなりません。本日(2月15日)は▲78円の10,013円となりました。明日(2月16日)、明後日(2月17日)で2月9日(火)の9,867円を切ってくるかどうかに注目となります。

日経平均

(指標)NYダウ

先週の予測としては、前週末の2月5日(金)の日足が寄り付き10,003ドル、安値9,835ドル、終値10,012ドルとなって下ヒゲの長い小さな陽線で終わったことで、この形は遅かれ早かれ9,835ドルを実体で埋めてくるとしました。結局、翌週2月8日(月)に▲103ドルの9,908ドルとなって埋める動きとなってきましたが、翌日(2月9日)は△150ドルの10,058ドルと反発し、完全に埋めない状態での反発ですので、底打ちの形とはなりませんでした。2月10日(水)は▲20ドルの10,038ドル、2月11日(木)は△105ドルの10,144ドルと戻りを試す動きとなりましたが、週末は中国の預金準備率の引き上げ発表を嫌気し9,983ドルまで売られたものの、ハイテク株が買われて▲45ドルの10,099ドルで引けました。NYダウの日柄からいうと連休明けの2月16日(火)ですが、これがパターンにはまるためには、この日に2月5日の9,835ドルを切らなければなりません。そうなると、明確な底打ちとなるのですが、ほとんど難しいでしょう。そうなると、この水準でもみあって次の日柄(変化日)を待つことになります。もしくは、1段目の下げが1月19日の10,729ドル→1月29日の10,043ドル、2段目が2月2日の10,314ドルから2月5日の9,835ドルとなって、現在3段目の反発の途中ですから、戻りのあと下げてこの3段目の下値を確認(2月5日の9,835ドルより下)すれば縮小型の3段下げの終了として、再び上昇していくことになります。

NYダウ

(指標)ドル/円

先週の予測としては、前週と同じように方向感のない動きとなって目先は88円~91円のボックス内の動きを想定しました。このボックスの中で2月4日の88.533円を安値にゆるやかに90円を試す円安となるものの、調整を通してドルの90円台回復となりませんでした。これまでのEU各国の財政不安からユーロ全面安となって、円もドルに対して88円の円高となるものの、その後ギリシャ救済期待からユーロ買いと円売りとなっても2月11日の90.131までの円安しか進まず1週間を通すとドルの安値2月8日(月)の89.136円、高値2月12日(金)の90.408円、週の終値で89.968円とわずか1円の間の上下動となりました。今週も同じような方向感のない動きとなりそうですが、2月12日(金)の90.408円を終値でこえると91円が上値ポイントとなり、89円を切ってくると2月4日の88.533円を実体で埋める動きとなります。

ドル/円

 

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