証券会社の投資カンファレンスに登壇
エヌビディア(ティッカーシンボル:NVDA)が9月11日(水)、ある証券会社のテクノロジー・カンファレンスに登壇し現在の最新鋭のGPUであるブラックウェルが奪い合いになっているとコメントしました。どの大口顧客も「ウチに先ず納入してくれ!」と主張し、顧客と同社との間の関係は緊張したものになっているという説明でした。これを聞いてこのカンファレンスを聞いていた投資家は「それっ!」とばかりに同社株に飛びついたわけです。
エヌビディアの決算
エヌビディアは8月の末に既に第2四半期決算の発表を済ませており、EPSは予想65¢に対し68¢、売上高は予想287.4億ドルに対し300.4億ドル、売上高成長率は前年同期比+122.4%でした。第3四半期の売上高は予想317.1億ドルに対し新ガイダンス318.5〜331.5億ドルが提示されました。つまりEPS、売上高、ガイダンスの全てで事前予想をクリアする「良い決算」でした。
それにもかかわらず決算発表後同社株が売られた理由は売上高成長率が;
第1四半期 +262%
第2四半期 +122%
第3四半期(予想) +79%
とだんだん下がってきているためです。
主要顧客のコメントは「うつむき加減」
またメタ・プラットフォームズ(ティッカーシンボル:META)を除くハイテク大手各社は余りAIへの先行投資を強調しすぎると将来の償却負担増を投資家が嫌気して株価が売られるリスクがあることから先の決算発表に伴うカンファレンスコールでは慎重なコメントに終始しました。
アマゾン(ティッカーシンボル:AMZN)は「AWSの顧客から高価なエヌビディアのGPUを廉価なカスタムAI半導体に置き換えることで、もっと値引きして欲しい!というリクエストが多数来ている」とコメントしました。
マイクロソフト(ティッカーシンボル:MSFT)は「AIへの大型投資は向こう15年くらいの飯の種にすべくやっていることであり長い目で見て欲しい」と嘆願していました。
アルファベット(ティッカーシンボル:GOOG)は「第3四半期の設備投資額を第2四半期と同額に据え置く」とコメントしました。
エヌビディアの今日のコメントは一過性かも?
さて、エヌビディアの今日のコメントを聞くと顧客から需要殺到し同社の製品が奪い合いになっているような印象を受けます。
それは事実だと思いますが第2四半期中にブラックウェルの歩留まりに問題を生じ、それが短期的に顧客への出荷の滞りを生じた点を忘れるべきではないと思います。
エヌビディアは歩留まり問題を解決するために「マスクをやり直した。その手直しは、もう終わっている」と先の決算カンファレンスコール中に説明しました。
半導体製造工程におけるマスクとは、フォトマスクのことを指します。これは、半導体ウェハー上に回路パターンを転写するための原版のようなものです。
フォトマスクは、非常に精密な回路パターンが描かれたガラス板で、光を通す部分と遮る部分が回路パターンに対応しています。露光工程では、このフォトマスクを通して光をウェハー上に照射し、回路パターンを転写します。
いまエヌビディアはブラックウェルのマスクをやり直し、増産がやっと出来始めた段階なので、意地悪な見方をすれば「しびれを切らした顧客がツンツンした応対をするのは当然」という風にも解釈できるのです。
したがって(青空天井のように上昇してゆく!)という極端な相場観で捉えるべきでなく、慎重にラリーについて行くという態度が必要です。





















































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