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「7月は、円安、円高のどちらへ動くと予想しますか？」
楽天証券がドル/円相場の先行きについてアンケート調査を実施したところ、個人投資家の78％が、7月のドル/円は「円安/ドル高」に動くと予想していることがわかった。
ドル/円は、2024年1月からの6カ月間で約20円の円安が進み、6月28日にはついに161円台まで上昇して37年半ぶりの円安水準を更新した。
37年前の1987年（昭和62年）というと、10月19日にブラックマンデーと呼ばれる世界的株価大暴落が起きた年だ。その時ダウ平均は23％近く下落し、日経平均株価は、過去最大となる14.9％の下落率を記録した。ただ、その後の日経平均は目覚しい上昇ぶりを見せ、半年後には暴落前の高値を上回っている。株価上昇の原動力となったのは「円高のプラス効果」が経済に作用したからだと説明されている。
円安見通しを持つ個人投資家の割合から円高見通しの割合を引いて求めたDIはプラス56になった。前月はプラス56だった。DIは-100から+100までの値をとり、 プラス値が大きくなるほど、円安見通しの個人投資家の人数が多いことを示し、逆にマイナス値になるほど、円高見通しの個人投資家の人数が多いことを示す。ただしDIは「多さ」の指標あって、円高・円安の「強さ」を表すものではない。
個人投資家の相場見通しは、6カ月連続して円安見通しが多数となっているが、2024年は5月の58を最高に、直近2カ月間は横ばいが続いている。
楽天証券がユーロ/円相場の先行きについてアンケート調査を実施したところ、個人投資家の75％が、7月は「円安/ユーロ高」に動くと予想していることがわかった。また個人投資家の75％が、7月の豪ドル/円は「円安/豪ドル高」に動くと予想している。
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