1949 (昭和24)年5月23日

ドイツ連邦共和国が誕生

 1949年5月23日、ドイツ連邦共和国基本法が、旧西ドイツの首都ボンで発布され、ドイツ連邦共和国(西ドイツ)が誕生しました。

 1945年に第二次世界大戦に敗北したナチス・ドイツはベルリン宣言の発表によって完全に滅亡し、7月のポツダム会談における決定で米ソ英仏の4カ国による分割統治と非武装化・非ナチ化政策を受けることになりました。

 連合国は旧ドイツの徹底的な解体を望み、一時は工業国ドイツを農業国にしようという案も真剣に議論されたほどでした。

 ドイツ連邦共和国基本法を制定して、ドイツの中央集権を完全に解体したことで、西側諸国の緊縮政策を緩和していくことに成功しました。また各州が独立した政策をとれることは、経済的にも「自立できる地方」を生み出し、強いドイツをよみがえらせました。

 奇跡の復興と言われた西ドイツですが、1990年に分割されていた東ドイツを併合する形で「ドイツ連邦共和国」が誕生することになります。

1949 年5月23 日の日経平均株価終値は

171円85銭

ライター:FIX JAPAN 前沢ともあき