今日の為替ウォーキング
今日の一言
世界で実現してほしいと思うものがあるなら、あなた自身が「変化」にならなければならない。- マハトマ・ガンジー
The Hustle
今夜は、3月の米国CPI(消費者物価指数)の発表がある。雇用統計よりマーケットを動かす影響力の強い指標だ。
FRBは利下げを正当化するための証拠を必死で探している。しかしFRBにとって残念なことに、1月と2月のCPIは予想以上に強かった。このままインフレのトレンド反転が定着してしまうのか、それともインフレ下落の道に起伏が多いだけなのか。今夜それがある程度はっきりするだろう。5月FOMCの利下げ見送りはすでにコンセンサスだ。今回のCPIはその次、6月利下げのあるなしを判断する重要な材料となる。
3月のCPIの予想は前月比で0.3%、前年同月比で3.7%上昇の予想となっている。食品とエネルギーを除いたコア指数は3.7%の上昇で、2月の3.8%、1月の3.9%から低下が続いている。
前回2月のCPIは、前月比で0.4%、前年同月比で3.2%上昇した。とはいえ、ガソリン価格の上昇が航空運賃や交通費、衣料品価格などの価格を押し上げ、市場予想を上回る強さとなった。1月に比べるとインフレ圧力が多少やわらいだが。FRBが期待するような「インフレが確実に低下している」証拠はどこを探しても全く見当たらなかった。