※この記事は2022年6月25日に掲載されたものです。
こんにちは! 家計再生コンサルタントのファイナンシャルプランナー・横山光昭です。我が家では「家族全体で月に一度、マネー会議をする」という、ちょっと変わったマネー教育を実践しています。そこで、私の著書『子どもが10歳になったら投資をさせなさい』の中から、我が家のこれまでの「マネー会議」の議事録を公開します。お金について、いつから、そしてどんなふうに教え始めるか、のヒントになると幸いです。
議事録1:「家族マネー会議とは?」
議事録2:「おこづかい値上げ交渉」HERE
議事録3:「なぜお金をプレゼントしてはいけないのか?」
議事録4:「一眼レフは必要か?」
議事録5:「塾は必要か?」HERE
番外編6:「マネー会議の始め方」
議事録2:おこづかい値上げ交渉
横山家のおこづかい開始は小学校3年生から。そして年ごとに100円ずつアップし、中学生からは1,000円になります。お年玉などの高額な「収入」は、おこづかい補てん用として別途、取り分けておくのがルールとなっています。昨今は物価高のため、次回の家族マネー会議では、おこづかい値上げ交渉があるかもしれません。
子どもにとっておこづかいは、「お金と自分の付き合い方」の、はじめの一歩です。毎月定額のおこづかい制度にするか、お手伝いをしたらいくら、という報酬制度にするか、どちらを採用するのか、頭を悩ませている保護者の方は多いはず。どちらもメリット・デメリットがあり、保護者の方と子どもでよく話し合って決めていくとよいと思います。
ただ、私の感覚ですが、お手伝い報酬制にした場合、「足りなくなったらお手伝いを余分にがんばって、もらえばいい(稼げばいい)」という感覚が身について、「決まった中からやりくりする」という感覚が育ちにくいのではないかと思っています。それはつまり、将来働き始めた場合、使い過ぎてしまった場合は残業を増やす、副業をするなどして、収入を増やそうとするのと同じです。それよりは「支出を見直す癖をつけてほしい」と私たち夫婦は考えました。
部活動などで必要な道具や、欲しいけれどおこづかいの範ちゅうを超える高額なものなどは、家族マネー会議第二部でプレゼンして、賛同を募ればよいこと。みんなにもメリットのある理由を真剣にプレゼンする意欲も育ちます。お手伝いに関しては、報酬を払うより「ありがとう」と、気持ちを返すことで終わりたいと思っています。
議事録1:「家族マネー会議とは?」
議事録2:「おこづかい値上げ交渉」HERE
議事録3:「なぜお金をプレゼントしてはいけないのか?」
議事録4:「一眼レフは必要か?」
議事録5:「塾は必要か?」HERE
番外編6:「マネー会議の始め方」
▼Profile
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家計再生コンサルタント。 株式会社マイエフピー代表取締役社長。お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、家計の問題の抜本的解決、確実な再生をめざし、個別の相談・指導に高い評価を受けている。著書に『一生お金に困らない!13歳からの3000円投資生活』『ど素人の私でも死ぬまで困らないためのお金の増やし方を教えてください』『脳育ワーク おかねとよのなか』『記入式 日本一やさしい 老後のお金の増やし方』などがある。 |
企画/構成/取材/執筆:金井雪子