今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは147.30円
↓下値メドは146.45円
景況感調査:アンケートは、多くの人は現実よりも認識で回答する。実際のインフレはもっと低い
米大統領選:トランプ氏再選ならば制裁関税復活で、米中貿易戦争が再燃か
円:対中輸出+9.6%;1年1カ月ぶりに上昇。対米輸出は20.4%に急拡大。日本経済に追い風
カナダ:カナダ中銀、2024年成長見通しとインフレ見通しを下方修正
欧インフレ:ラガルドECB総裁「2024年のインフレはさらに緩むだろう」
前日の市況
2024年51営業日目のドル/円は、前日比0.14円の「円高」だった。
3月11日(月曜)は147.04円からスタートして、東京時間夜の初め頃に146.48円まで下落してこの日の安値をつけた。東京株式市場のTOPIXが2.0%を超えて下落したが日銀は上場投資信託(ETF)の買い入れに動かなかったため、株価の下落が強まりドル/円は円高に動いた。
ただNY市場では、12日の米重要指標を前に買い戻しが入り、夜遅くにこの日の高値となる147.15円まで上昇する場面もあった。終値は146.95円。24時間のレンジ幅は0.67円。
今日の見通し
週明けのFX相場は、海外市場で先週のドル売りの流れがやや反転した。米長期金利が上昇したことも支えになった。米国の重要インフレ指標であるCPI(消費者物価指数)が今夜発表されるため、全般的に動きは鈍かった。ドル/円は依然として上値が重い。
3月のドル/円の高値 は150.71円、安値は146.48円。レンジ幅は4.24円で、中心値は148.60円。円高サイドのポイントは、まず今月の安値146.48円を完全に下抜けするかだ。そうできずに中心値の148.60円まで戻るならば、円高の流れは小休止と考える。
2024年のドル/円の高値は150.89円、安値は140.79円。レンジ幅は10.01円で、中心値は145.84円。今年の中心値から見ると、現在はまだ円安に位置している。146.48円が下抜けした場合、この145.84円が次のターゲットになり、さらにこの水準もブレークするならば、円高トレンド始まりのサインとなるだろう。