※このレポートは、YouTube動画で視聴いただくこともできます。
著者の愛宕伸康が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
「日米金利正常化カレンダー~今年の金融政策の展開を読む~」
先週のレポートで、日本銀行が3月のMPM(金融政策決定会合)でマイナス金利政策を解除する可能性が高まったと述べましたが、市場にとって重要なのはその後追加利上げがあるかどうかです。これに関して植田和男総裁は、12月MPM後の記者会見で重要なヒントを出しています。経済指標の見通しやFRB(米連邦準備制度理事会)の動きと合わせ、今後の展開を改めて予想します。
日米金融当局の金利正常化へ向けた今後の動き(日米金利正常化カレンダー)
下の表が、今後の日米金融政策の見通しや主なイベントをまとめたものです(2024年前半と後半に分割しています)。日米とも、方向は違いますが極端な金利水準からの修正という意味では同じですので、言ってみれば「日米金利正常化カレンダー」ということになるのでしょうか。見通しの背景にある考え方や留意点は後述します。