今日の為替ウォーキング
今日の一言
どうせうまくいかないとわかっているなら、思いっきりやって盛大に失敗すべきだ
Sweet Dreams
米労働省が昨年12月12日に発表した11月のCPIは、前年同月比で3.1%上昇した。10月の3.2%からは鈍化した。エネルギーと食品を除くコアCPIは、前年同月比で4.0%と高止まりした。高インフレの主因であるサービス価格は家賃や医療ケアが上昇を続けているが、航空運賃など一部の項目では下落も見られた。一方、財の価格は中古車を除いてほとんど低下した。
インフレ率は低下しているが、そのペースは緩やかで、物価目標の2%に戻るまでにはなお時間がかかりそうだ。それでも、FRBはインフレ抑制に自信を持っている。米消費者が物価上昇の勢いが続かないと考え始めていることが根拠の一つとなっている。
ニューヨーク連銀による12月の消費者調査によると、1年先のインフレ期待率は3.0%と2021年1月以来の低水準になり、ピークだった2022年6月の半分以下になった。3年先のインフレ期待率も3.0%から2.6%に下落した。FRBは、利下げを行う前に、インフレ率の持続的後退を確認したいと考えている。