今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは142.05

 ↓下値メドは140.30 

消費者金融:世界の金融システムの約50%占めるまで成長 
CTAポジション:半年ぶり人民元ロングに転換。円ショートは大幅縮小 
豪ドル:少なくとも10%過小評価 
原油:イランは24年3月までに日量360万バレル増産計画。輸出を拡大 
ハンガリー:現在11.5%の政策金利は2024年2月までに10%以下に 

市況

 2024年7営業日目のドル/円は、前日比0.27円の「円安」。24時間のレンジ幅は1.23円。
1月9日(火曜)は144.19円でオープンしたあと、連休明けに持ち込まれた実需のドル売りに押されて東京時間昼前に144円を下に抜けると143.39円まで下落してこの日の安値をつけた。米10年債利回りの低下もドル/円の頭を重くした。

 しかしNY市場ではドルの買い戻しが優勢になり、明け方には144円台を回復、144.62円まで上昇してこの日の高値をつけた。終値は144.48円。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

レジスタンス:
144.62(01/09)
144.92(01/08)
145.98(01/05)
145.99(23/12/13)

サポート:
143.39(01/09)
143.66(01/08)
142.85(01/04)
141.85(01/03)

 2022年のドル/円は、FRBの利上げで日米金利差が急速かつ大幅に拡大したことを背景として、32年ぶりの円安水準になった。2022年のドル/円の安値は1月の113.47円。そこから高値151.95円をつけるまで10カ月間上昇を続けたあと、日銀がYCC(イールドカーブ・コントロール)政策で長期金利の誘導目標を引き上げたことをきっかけに年末には130円台まで下落した。2022年の値幅は38.50円だった。

 2023年のドル/円の安値は、1月13日につけた127.21円。日銀は4月に植田総裁に代替わりしたが、緩和政策の方針を変えなかったことで、トレンドは再び円安に戻り、上昇を続けて11月13日には2022年の高値にほぼ並ぶ151.91円をつけた。2022年の値幅は24.70円だった。

 今年は、2年間続いたFRBの引締め政策が終了し、利下げサイクルに入ることが確実視されている。日銀もいよいよゼロ金利解除に向けて始動を開始する。

 2022年も2023年も1月に安値をつけた後、年末までほぼ一貫して円安が続いた。2024年のドル/円が去年2年の円安ラリーの道を反対に辿るとするならば、1月につけた146円が今年の高値なって、 年末には121円までの円高になることもありえるだろう。

主要指標 終値

出所:楽天証券作成