まつのすけ、今月の注目銘柄!
楽天・先進国株式(除く日本)インデックス・ファンド[NISA成長投資枠][NISAつみたて投資枠]
どんなファンド?:MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース)の値動きに連動するインデックス投信で、日本を除く先進国全体をカバーしています。為替ヘッジはなく、円安になると好影響、円高は悪影響です。
米国、英国、フランス、カナダ、スイス、ドイツ、オーストラリアなどに分散投資可能。世界株指数と比較すると、米国のウエートが大きくなるのが特徴です。
連動する株価指数の組み入れ上位銘柄は、アップル、マイクロソフト、Amazon、エヌビディア、アルファベット、テスラ、メタプラットフォームズ、ユナイテッドヘルス・グループ(大手ヘルスケア企業)、イーライリリー(肥満治療薬が話題の製薬会社)です。
注目ポイント!:MSCIコクサイは日本と新興国がないのが特徴であり、過去30年間は、世界株よりはパフォーマンスがよく、S&P500より低い傾向です。
ただし、ドル安トレンドが発生する局面では、新興国がアウトパフォームする傾向もあり、今後は世界株投信より弱くなる可能性はあります。信託報酬は年0.088%(税込)と低コストで、保有額の年0.033%の楽天ポイントが還元されます。
まつのすけ、今月のがっかり
12月は株価が上昇した半面、為替は円高傾向となり、プラス・マイナスの双方の影響を受けました。FRB(米連邦準備制度理事会)の姿勢が、ややタカ派から変化し、単純に考えると円高方面でしたが、大胆に為替ヘッジ付あり投信にスイッチングできなかったのが残念です。
今後FRBの利下げがあり、日米金利差が縮小していくと円高が懸念されます。ただし、ファンダメンタルズは依然として円安方向で、140円割れになると、どちらに動くか難しい印象です。
なお、FRBが利上げを終了した翌年、S&P500は+10%を超えることが多くなっています。金融引き締めの遅効的効果の浸透、地政学リスクなどは懸念ですが、2024年半ばまでは株高を期待できると考えています。