昨日(07月09日)の動向
7月9日の外為市場は、中国cpuが市場予想を若干下回る数字に豪ドル売り、スペイン10年債が危険水準とされる7%を上回りユーロ売りとなりました。
しかし、豪ドルは原油価格の上昇から買戻し、ユーロはここ最近の下落からのショートカバー(買戻し)で値を戻して取引を終えました。
東京時間は、注目されていました、中国CPIは市場予想を若干下回ったことで、豪ドル/円は81円を割り込みましたが、予想のかい離が少なかったことで、80円後半で下げ止まりました。
欧米時間では、ユーロ圏財務相会談は進展はなく、スペイン、イタリア債の利回り上昇や、ECB総裁による追加利下げの可能性を示唆したことで、ユーロ売りの展開となりましたが、直近の売られすぎ感から、ショートカバー主体の買戻しが入り、結局は値を戻して取引を終えました。
07月09日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 79.666 | 79.768 | 79.423 | 79.565 |
ユーロ/円 | 11 | 11 | 22 | 33 |
豪ドル/円 | 44 | 55 | 66 | 77 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(07月10日)の展望
【米ドル/円】
週末まで主要各国の経済指標ならびにイベントが控えていることもあり、材料に乏しく、米ドル/円はそれほど大きく動くことが期待できそうにありません。そのため本日は方向感のないレンジ相場となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 79.80 | 78 | 79 | 80 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
昨日開催されたユーロ圏財務相会合の内容を踏まえた市場動向が注目されます。各国財務相よりEU首脳会議の合意事項に沿った発言はありましたが、大きな進展はなかったことから、ユーロ/円の動きは限定的なものになりそうです。
また、本日は引き続きEU首脳会議の合意事項について話し合われ発言内容に注目が集まります。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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ユーロ/円 | 100 | 101 | 10 | 102 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
昨日の中国の消費者物価指数が発表されましたが、市場予想通りでしたが、前年比では前回値からやや低下しているため中国経済の成長鈍化懸念が出ているため、豪ドル/円上値の重い展開となりそうです。また先週82円前半は上値が重く押し戻されたことから82円付近は売り圧力が強いと予想できます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 80 | 81 | 82 | 83 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(07月10日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★ | 17:30 | (英)鉱工業生産 | -0.2% | 0.0% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します