昨日の動向
6月26日 米ドル/円:[始値] 79.681 [高値] 79.780 [安値] 79.226[終値] 79.505 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 99.632 [高値] 99.888 [安値] 98.745 [終値] 99.352 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 79.757 [高値] 80.177 [安値] 79.442 [終値] 80.010 ※数値はBID値です。
6月26日の外為市場は、今週行われますEU首脳会談で、ユーロ圏債務危機の解決懸念やスペイン債の利回り上昇でユーロが下落に転じました。
また、依然としてメルケル独首相がユーロ共同債について、強い反対姿勢を見せているのも要因の一つとなっています。
東京時間は、衆議院本会議で消費税増税案が可決されましたが、マーケットの反応は限定的で、米ドル/円の下げは、どちらかというと欧州債務危機を懸念した円買いが強かった模様です。豪ドル/円はリスク選好の中、80円レベルで上値を抑えられてはいますが、79円半ばからは、個人投資家の買いも見られ、底堅く推移しました。
欧米時間に入ると、EU首脳会談の解決への懸念、ECBがキプロス国債をオペの担保に不適格との判断などで、ユーロ/円は98.745レベルまで下落しました。米ドル/円もクロス円の下げに連れて79.226まで下落していましたが、米経済指標のS&Pケースシーラー住宅価格指数が、前年比1.9%低下で低下率が鈍化したことが好感され79円半ばまで買い戻されクローズしました。
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日の展望
【米ドル/円】
本日は米耐久財受注および中古住宅販売成約指数以外は重要経済指標が少なく、ドル/円相場は28-29日のEU首脳会合を控え関連材料に左右されながらも目先は79円台半ばで方向感が出にくい展開が続きそうです。
想定レンジ 79.00-80.00
【ユーロ/円】
今週の28日から29日に開催が予定されている欧州連合首脳会議の結果待ちの姿勢にあるため値動きの乏しい展開となりそうです。ただし、スペイン10年債利回りが上昇していることから上値の重い展開が引き続き継続しそうです。
想定レンジ 98.50-100.00
【豪ドル/円】
豪ドル/円は上値く節目の80円ちょうど付近では売り圧力が強く、引き続き上値の重い展開が続きそうです。
また今週の安値79.30付近がサポートラインとなっており、それを抜けると次のサポートラインは78.80円付近となりそうです。
想定レンジ 79.30-80.00
テクニカル
【米ドル/円】
レジスタンス: 80.00 80.60
サポート:78.80 79.30
【ユーロ/円】
レジスタンス:100.00 100.30
サポート:98.50 99.00
【豪ドル/円】
レジスタンス:80.00 80.50
サポート79.00 79.30
※ 下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
チャート1:米ドル/円 5分足チャート
チャート2:ユーロ/円 5分足チャート
チャート3:豪ドル/円 5分足チャート
本日の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★ | 15:00 | (独)輸入物価指数 | -0.6% | -0.5% |
★ | 19:00 | (英)CBI流通取引調査 | 15 | 21 |
★ | 20:00 | (米)MBA住宅ローン申請指数 | - | -0.8% |
★ | 21:00 | (独)消費者物価指数 | 0.0% | -0.2% |
★★ | 21:30 | (米)耐久財受注 | 0.4% | 0.2% |
★★ | 23:00 | (米)中古住宅販売保留 | 1.5% | -5.5% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します