※この記事は2021年11月17日に掲載されたものです。

Q2 仕事選び、何を重視すればいい?

A2 やりたいこと+年収も考えて選んでみよう!

 みなさんはどんな仕事をしていますか? どんな仕事をされたいですか?

 厚生労働省による「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、職業別の年収トップ20は以下のようになっています(ここでは、「年収」=「きまって支給する現金給与額」×12+「年間賞与 その他特別給与額」として算出しています)。

厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」 より

 この統計では、145の職種別の賃金データを出しているのですが、1位の航空機操縦士、いわゆるパイロットと、20位の建築技術者では約2.8倍の開きがあることがわかります。

 もちろんこれは平均値ですから、同じ職業でも、平均より高い人や低い人がいるわけですが、年収300万円の職種の中でいくら頑張っても、年収1,000万円になることは難しいでしょう。

 そういった意味では、職業を選択した時点で、その方の生涯年収はだいたい決まってくることになります。

 もちろん転職で思い切って業界を変えるということも可能です。しかし、年を重ねるほど、業界を変えるような転職の難易度は高くなりますので、若いうちの職業選択が収入の面では重要になってきます。

 厚生労働省のデータ以外にも、各種職業と収入に関するデータはあるかと思いますが、職業によって収入が大きく変わるということをご理解いただけたのではないでしょうか。

 人生設計の上で、参考にしていただければと思います。

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ファイナンシャルプランナー。株式会社ウェルスペント 横田健一さん
大手証券会社にてデリバティブ商品の開発やトレーディング、フィンテックの企画・調査などを経験後、2018年1月に独立。「フツーの人にフツーの資産形成を!」というコンセプトで情報サイト「資産形成ハンドブック」を運営。YouTube「資産形成ハンドブック」も人気上昇中。

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