昨日(2012/06/07)の動向
6月7日の外為市場は、予想外のタイミングで中国が政策金利を0.25%引き下げましたが、逆にマーケットのセンチメントは、豪ドル等に好感をもたらし、豪ドル/円は上昇しました。
東京時間は、豪雇用統計が発表され、今回も市場予想を上回る結果に素直に上昇し、マーケットはリスクオンの展開となり、アジア株も上昇しました。
欧米時間に入ると、中国の利下げを受けて、米長期債利回り上昇し、79.788まで上昇しました。しかし、バーナンキFRB議長による議会証言で、次回のFOMCでの追加緩和について強く言及しなかったことにより、米ドル/円は小幅反落し、クロス円も連れる形で下落しました。
2012/06/07のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 79.201 | 79.788 | 79.190 | 79.606 |
ユーロ/円 | 99.626 | 100.597 | 99.384 | 99.987 |
豪ドル/円 | 78.609 | 79.693 | 78.316 | 78.766 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(06月08日)の展望
【米ドル/円】
本日は21:30頃に米国貿易収支が予定されていますが、注目経済指標は少なく株式・債券市場を意識した相場展開となりそうです。また200日移動平均線を超えており、100日移動平均線が80円前半にあることから80円ちょうど付近で、もみ合いの展開となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 79.80 | 80.00 | 779.30 | 79.50 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
欧州は本日重要指標がなく、昨日に続き100円ちょうどが上値の重い展開となりそうです。
6月17日にギリシャ再選挙が控えているため大幅に上昇することは考えにくいと思われます。
また、昨日100.597円まで上昇したことで本日は利益確定の売りなども出て方向感のない展開となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 100.00 | 100.60 | 99.00 | 99.30 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
今週発表された失業率、GDPが市場の予想より良かっことや、米ドル/円の上昇もあり先週の金曜日(6月1日)に付けた安値から昨日までに5円近く上昇していることから上値の重い展開となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 79.00 | 79.80 | 78.00 | 78.30 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(06月08日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★ | 15:00 | (独)経常収支 | 110億 | 198億 |
★ | 15:00 | (独)貿易収支 | 130億 | 174億 |
★ | 17:30 | (英)生産者物価指数 | 0.1% | 0.7% |
★ | 21:30 | (加)失業率 | 7.3% | 7.3% |
★ | 21:30 | (加)常勤雇用者数変化 | - | 43.9 |
★★ | 21:30 | (米)貿易収支 | -495億 | -518億 |
★ | 23:00 | (米)卸売在庫 | 0.4% | 0.3% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します