1997(平成9)年12月7日
介護保険法公布
1997(平成9)年12月7日、介護保険法が公布されました。超高齢化社会の到来を前に、高齢者のケアに必要な財源を確保するための法律です。
日本では1973年に老人福祉法が改正され、70歳以上の高齢者の医療費は無料になりました。しかし、重い財政負担に高齢者医療の自己負担ゼロ制度は破綻。1982年の法改正で高齢者も現役世代と同じように社会保険制度に組み込まれました。それでも高齢者医療費の増大に追い付かず、医療保険とは別の介護保険で高齢者のケアに必要な財源を賄うことになりました。
介護保険では、加齢に伴う病気やけが、心身の不調がカバー範囲です。誰もが安心して老後を迎えられるため、社会全体で介護システムを整備するのが狙いです。2000年の施行以前は老人ホーム代わりに長期入院する「社会的入院」が、医療財政を圧迫。これを健全化する目的も介護保険法ができた理由の一つでした。
1997年12月7日の日経平均株価終値は
1万6,424円48銭
※1997年12月7日は日曜日のため前営業日の株価