昨日の動向

5月21日 米ドル/円:[始値] 79.208 [高値] 79.453 [安値] 79.09 [終値] 79.286 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 101.188 [高値] 101.699 [安値] 100.839 [終値] 101.611 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 77.933 [高値] 78.660 [安値] 77.536 [終値] 78.617 ※数値はBID値です。

5月21日の為替市場は、IMM通貨先物の取り組みで、ユーロ売り越しが過去最高になったことから、心理的にユーロ売りが抑えられ、買い戻される展開となりました。

東京時間は、温家宝中国首相による、経済成長を優先するとの発言を受け、中国による追加金融緩和や財政拡大の期待から、株価上昇につながり、豪ドルは回復しました。

欧米時間に入ると、ギリシャ情勢には特に進展は見られませんでしたが、IMMでのユーロ売りの取組高が過去最高になったことや、週末のG8首脳会談やEU首脳会談で、ギリシャのユーロ残留方針を決定したことでユーロ下支え要因となり、101.699まで上昇しました。
米ドル円も79円レベルで、覆面介入のうわさもあり、79円前半で終始小動きの展開となりました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
本日は、中国景気刺激策への期待感の世界株価下支え効果の持続性が注目されます。
また本日発表の米中古住宅販売の回復見込みとあわせ、米国株価、長期債利回りの持ち直しがドル/円の緩やかな下支え要因となり、79 円台後半への強含みが予想されます。

想定レンジ 78.80-79.50

【ユーロ/円】
明日のEU非公式首脳会議でオランド仏大統領がユーロ圏共同債について提案するとみられていることも、ユーロの買い戻しを後押ししそうです。ただ、財政規律と経済成長の両立に対する具体的な施策はこれからの部分が多いほか、ギリシャのユーロ圏離脱をめぐる懸念が根強いことから、ユーロの反発が一時的なものに終わる可能性があります。

想定レンジ 100.00-102.00

【豪ドル/円】
先週末の安値77.545を割れ込まなかったので、比較的堅調に推移しています。
その為79円台を意識した展開となりそうです。また直近のレジスタンスは79.30付近になりそうです。

想定レンジ 78.00-79.50

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス: 79.50 80.00
サポート:78.60 79.00

【ユーロ/円】
レジスタンス:101.80 102.30
サポート:100.00 100.80

【豪ドル/円】
レジスタンス:78.80 79.00
サポート:77.00 77.80

下記各5分足チャートは、当日 10:30 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
17:30 (英)公共部門ネット負債 -228億円 159億円
17:30 (英)消費者物価指数 0.6% 0.3%
17:30 (英)小売物価指数 0.6% 0.4%
23:00 (欧)消費者信頼感【速報値】 -20.5 -19.9
23:00 (米)リッチモンド連銀製造業指数 11 14
★★★ 23:00 (米)中古住宅販売件数 461万件 448万件
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

経済指標はこちら