昨日の動向

5月18日 米ドル/円:[始値] 79.327 [高値] 79.460 [安値] 78.996 [終値] 79.030 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 100.681 [高値] 101.075 [安値] 100.196 [終値] 100.920 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 78.442 [高値] 78624 [安値] 77.545 [終値] 77.699 ※数値はBID値です。

5月18日の外為市場は、ギリシャのユーロ離脱懸念から、世界的な株安となったことから、豪ドルが下落しました。一方ユーロは、フランス大統領の発言により、ユーロ買戻しの展開となりました。

東京時間は、前日の米経済指標の悪化を受けて、米ドル/円は79円前半で推移、若干の買戻しも入るものの、79.50で上値が抑えられて上昇しにくい展開となりました。

欧米時間に入ると、ギリシャ離脱懸念の中、世界的株安の展開となり、リスク解消から、豪ドル、NZドル、カナダドルが下落しました。
その後、ドイツ財務相がユーロ圏危機が落ち着きを取り戻すには1-2年かかると述べ、短期的な収束は不可能との見解を示しました。
また、フランスの大統領が「フランス、ドイツはギリシャをユーロ圏にとどめるために、あらゆる手段をとる」との発言もあり、ユーロ買戻しとなり、一時101円台まで回復し、100.920でクローズしました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
ドル/円は、米国経済指標の予想に対し改善が続く以外に押上げ要因がない中で上値が重い相場展開が続きやすく、78円台への円高リスクが高まっています。
また本日は重要経済指標がないことから狭いレンジ相場の展開が予想されます。

想定レンジ 78.80-79.50

【ユーロ/円】
週末に行われたG8サミットでは、ギリシャが引き続きユーロ圏にとどまることを促すとともに、欧州債務危機によって脅威にさらされる世界経済再生のため必要なあらゆる措置を講ずるとの宣言があり、ユーロ/円を下支える可能性はあります。
しかし、今後の見通しに関しては不明確なため、引き続き上値の重い展開が続きそうです。

想定レンジ 100.00-102.00

【豪ドル/円】
豪ドルは対ドルに対し下落が続いており、それに伴い豪ドル/円は引き続き上値の重い展開が続きそうです。
当面は79円ちょうど付近がレジスタンスとなり、サポートラインは77円ちょうど付近となりそうです。

想定レンジ 77.00-79.00

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス: 79.50 80.00
サポート:78.60 79.00

【ユーロ/円】
レジスタンス:100.80 101.50
サポート:99.80 100.00

【豪ドル/円】
レジスタンス:78.40 78.80
サポート:77.00 77.50

下記各5分足チャートは、当日 9:30 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
18:00 (欧)建設支出 N/A -7.1%
21:30 (米)シカゴ連銀全米活動指数 N/A -0.29
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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