昨日の動向
4月30日 米ドル/円:[始値] 80.321 [高値] 80.383 [安値] 79.733 [終値] 79.823 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 106.355 [高値] 106.420 [安値] 105.446 [終値] 105.670 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 83.969 [高値] 84.120 [安値] 82.984 [終値] 83.259 ※数値はBID値です。
4月30日の外為市場は、先週金曜日の日銀の追加緩和の継続性を懸念する動きから、80円前半での取引に終始していましたが、米経済指標の悪さから、2月24日以来80円を割り込みました。
アジア時間は、先週金曜日の流れから、80円割れのストップを狙いに行く動きが見られましたが、クロス円の買いに支えられる形で80.077を安値に終始小動きに推移しました。
欧米時間は、欧州株価が軟調に推移し、ユーロ/円は106円を割り込み、豪ドル/円は83円前半と弱含む展開となりました。
日本時間23時45分発表されました、シカゴ購買部協会景気指数が市場予想を下回る結果に、ドル円は80円を割り込み、79.733まで下落しました。覆面介入のうわさ等もありましたが、80円を回復することなく79.823でクローズしました。
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日の展望
【米ドル/円】
本日は米国ISM製造業景況指数の発表があります。前回値から小幅悪化が市場予想(市場予想:53.0 前月値:53.4)であり、今週金曜にある米国雇用統計に向けて、市場予想を下回る結果が続くと6月のFOMCで追加緩和期待が高まり、ドル/円は79円ちょうどを目指す展開となりそうです。またリスク回避の流れもあり、上昇しにくい展開となりそうです。
想定レンジ 79.50-80.60
【ユーロ/円】
スペインの第1四半期国内総生産(GDP)速報値は前期比0.3%減となり、昨年第4四半期の0.3%減に続くマイナス成長となったことで、スペインは再度、景気後退(リセッション)に突入しました。またS&Pは先週26日、スペインの長期ソブリン信用格付けを「A」から「BBBプラス」に、短期ソブリン信用格付けを「A-1」から「A-2」に引き下げたこともありユーロ/円は上値が重く、リスク回避の流れを受けユーロ売りが続いております。
105円台を割れ込めば、104.60付近がサポートラインとなりそうです。
想定レンジ 105.30-106.50
【豪ドル/円】
本日は、中国4月製造業PMI、豪1-3月期住宅価格指数、豪準備銀行(RBA)政策金利発表などが予定されています。
最も注目度が高いのは13:30に発表があるRBA政策金利発表で、RBAは0.25%の利下げを実施すると予想されており、当面上値の重い展開が続きそうです。
想定レンジ 82.00-83.50
テクニカル
【米ドル/円】
レジスタンス:80.00 80.20
サポート:79.70-75 79.50
【ユーロ/円】
レジスタンス:105.90 106.20
サポート:105.45-50 105.00
【豪ドル/円】
レジスタンス:83.50 83.80
サポート:82.80 82.30
※ 下記各5分足チャートは、当日 10:30 現在のものです。
※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
チャート1:米ドル/円 5分足チャート
チャート2:ユーロ/円 5分足チャート
チャート3:豪ドル/円 5分足チャート
本日の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 17:30 | (英)製造業PMI | 51.5 | 52.1 |
★★★ | 23:00 | (米)ISM製造業景況指数 | 53.0 | 53.4 |
★ | 23:00 | (米)建設支出 | 0.5% | -1.1% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します