昨日の動向

4月25日 米ドル/円:[始値] 81.318 [高値] 81.684 [安値] 80.070 [終値] 81.336 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 107.302 [高値] 107.635 [安値] 107.109 [終値] 107.483 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 83.901 [高値] 84.312 [安値] 83.762 [終値] 84.202 ※数値はBID値です。

4月25日の外為市場は、FOMCの声明で2014年末まで据え置くことを確認する一方、2012年の経済上昇率予想を上方修正しました。
これを受けまして、米ドルはユーロ、円に対し上昇しました。

東京時間は、ゴールデンウィーク前の最後の五十日や投信の設定等で米ドル円は81.50のストップをつけに行く展開となりました。
しかし、FOMCを控えてその後は終始小動きの展開となりました。

欧米時間は、イギリスのGDPが市場予想を下回る結果にポンド売りとなりました。先週から高指標の結果が続いて、上昇していました英ポンドは一転して大きく売られる展開となり、ユーロ/英ポンドの上昇に連れる形でユーロが上昇しました。
その後は、3月の米耐久財受注額が市場予想を下回ったことで、FOMCでの追加緩和への淡い期待が先行し若干米ドル売りの展開になりました。
FOMC声明は、前回3月会合とほぼ同じとなり、経済上昇率予想を上方修正したことで米ドルも買い戻されましたが、今週末の日銀政策決定会合も控えており積極的な米ドル買いは続かず、米ドル円は81.336でクローズしました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
本日の米ドル/円は、昨日NY時間に発表されたFOMC後の流れを受け、上値の重い動きとなりそうです。
また明日は、日銀金融政策会合で追加緩和が行われるとの見込みから、大きく円買いが進む状態にもなりにくく、米ドル円は、株価など他市場の動向をにらみながら、81円前半でもみ合う展開が予想されるます。

想定レンジ 80.80-81.60

【ユーロ/円】
本日は日本時間16:30に予定されている、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁の講演があり発言内容に注目が集まります。
またオランダの連立政権崩壊見通しが高まったことを受け、クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)が上昇していることから先週の高値108円ちょうど付近がレジスタンスとなり上値の重い展開となりそうです。

想定レンジ 106.30-108.00

【豪ドル/円】
豪ドル/円は底堅く推移していますが、4月10日頃から豪ドルは85円台を目指すも84.80付近で戻されており当面は上値の重い展開が予想されます。また直近のレジスタンスは84.80になります。

想定レンジ 83.80-84.80

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:81.70 82.00
サポート:81.00 80.80

【ユーロ/円】
レジスタンス:107.70 108.00
サポート:106.30 107.00

【豪ドル/円】
レジスタンス:84.30-35 84.80
サポート:83.75-80 84.00

下記各5分足チャートは、当日 10:30 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
18:00 (欧)消費者信頼感【確報値】 -19.8 -19.8
18:30 (南ア)生産者物価指数 0.6% 0.9%
19:00 (英)CBI流通取引調査 -4.0 0.0
21:00 (独)消費者物価指数【速報値】 0.1% 0.3%
★★ 21:30 (米)週間新規失業保険申請件数 37.5万件 38.6万件
21:30 (米)シカゴ連銀全米活動指数 N/A -0.09
★★ 23:00 (米)中古住宅販売保留 1.0% -0.5%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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