6位:ヒューリック(3003)
権利付き最終月:12月[貸借銘柄] |
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第6位は都心の駅近でオフィスビルや賃貸マンションを開発・運営している不動産会社のヒューリック。
12月末に300株(投資金額約41万6,250円)以上を保有していると一律で、カタログギフトから3,000円相当の食品などの商品を1点選べます。
3年以上継続保有すると2点(6,000円相当)を選ぶことができるようになります。
ただ、同社は2期先の2025年12月末優待から株式の保有期間が2年未満の株主に対する優待を廃止。
300株を2年以上継続保有している株主に対して、一律6,000円相当のカタログギフト優待が贈られるように優待内容を変更しました。
2025年12月末に拡充された優待商品をもらいたいなら、今回の2023年12月末の株主名簿に300株以上の株主として記載されている必要があります。
不動産市況が好調で今期2023年12月期も最高益更新が見込まれる同社は連続増配株としても有名で、予想配当利回りも3.3%を超える高配当株です。
株価も2023年1月安値の1,000円台から1,400円台まで上昇しています。
来期2024年12月期もオフィス賃貸の回復やホテル需要の高止まりで増収増益は続きそうなので、頑張って300株を取得して2年後の新規優待の権利獲得を目指すのもいいでしょう。
7位:ポーラ・オルビスHD(4927)
権利付き最終月:12月[貸借銘柄] |
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第7位は化粧品メーカーのポーラ・オルビスホールディングス。
12月末に100株保有で株主優待ポイント15ポイントが贈呈されます。
2022年12月末株主に対する実績では、15ポイントで1,500円相当の同社ボディシャンプー、サンスクリーンなどが贈呈されました。
3年以上保有すると35ポイント(3,500円相当)に増額されるので、同社の化粧品を日頃から利用している人にとっては非常にうれしい優待といえるでしょう。
同社は旺盛なインバウンド需要や中国販売の持ち直しで今期2023年12月期は業績が大幅に回復。
来期の2024年12月期も増収増営業益が見込まれるため、1,500円前後まで下落した株価の下げ止まりに期待が持てるかもしれません。
ただ、現状はいまだ下げトレンドが続いているため、優待目的で購入する場合は株価が完全に下げ止まって横ばいに転じ、やや上昇含みに転じたところを狙ったほうがいいかもしれません。
8位:ヤマハ発動機(7272)
権利付き最終月:12月、6月[貸借銘柄] 株価:3,720円(2023年11月9日終値) 配当利回り:3.41% 優待発生株数:100株以上 優待内容:100株以上で1,000ポイント、500株以上で2,000ポイント、1,000株以上で3,000ポイントのポイント付与。1,000株以上で自社カレンダー その他条件:ポイント付与は12月のみ。ポイントに応じて地元名産品・Jリーグ観戦ペアチケット・自社関連施設利用割引券・寄付などと交換可。3年以上継続保有の場合1,000ポイント追加。カレンダーは6月のみ、希望者に限る 最新情報は企業HPからご確認ください |
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第8位はバイク、電動アシスト自転車やクルージングボートなどマリン製品メーカーのヤマハ発動機。
12月末に100株保有で1,000ポイントが贈呈され、ポイント数に応じてカタログ優待品の中から好きな商品を選べます。
2022年12月末株主に対する1,000ポイントの優待品には「牧之原深蒸し茶100g」「三ヶ日みかんサイダー6本入」「宮城辛味噌ラーメン5袋」など各地の地方名産品などがありました。
保有期間が3年以上になると2,000ポイントに増額されます。
売上の9割以上が海外という外需株の同社にとって、1ドル150円を超える円安は究極の追い風です。
またバイク事業がアジア圏などの新興国で大きく伸びており、業績も右肩上がりが続いています。
それを受けて、株価も2023年8月に上場来高値を更新するほど上昇。
にもかかわらず配当利回りは3.7%を超えており、今後も円安が続くようなら株価の上昇や株主配当金のさらなる増額など、株主優待以外の手厚い株主還元策にも期待できそうです。
9位:MonotaRO(3064)
権利付き最終月:12月[貸借銘柄] |
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第9位は製造業、工事業などの現場で必要な工具、部品、消耗品、事務用品をネット通販するMonotaRO。
今回、初めて人気ランキング入りした優待内容は、12月末に半年以上、100株以上を保有していると一律で、事務用品や工具など同社のプライベートブランド商品3,000円相当が贈呈されるというもの。
3年以上継続保有で5,000円相当、5年以上で7,000円相当に増額されます。
同社のネット通販事業は、大手企業との連携効果などで注文顧客者数が順調に伸びており、2023年12月期も過去最高益更新が確実視されています。
しかし、世界各国の中央銀行が物価高を抑え込むために高金利政策を続ける2023年は、同社のような成長期待が高いせいで株価が割高な水準にある企業にとっては受難の年となりました。
高金利に比べると、どうしても成長期待が見劣りしてしまい、2023年に入って同社の株価は急落が続いています。
ただし、これはIT関連の新興成長株全体にいえることで、MonotaRO自体の将来性に陰りが見えたわけではありません。
そういう意味で、「今は底値買いのチャンス」といえるかもしれません。
10位:東海カーボン(5301)
権利付き最終月:12月[貸借銘柄] 株価:1076.5円(2023年11月9日終値) 配当利回り:2.88% 優待発生株数:1,000株以上 優待内容:100株以上で5,000円相当の自社カタログギフト その他条件:1年以上3年未満継続保有(12月・6月の株主名簿に同一株主番号で連続3回以上7回未満記載)の場合、100株以上500株未満は2,000円相当、500株以上1,000株未満は3,000円相当、1,000株以上は5,000円相当。3年以上(連続7回以上記載)の場合、100株以上500株未満は3,000円相当、500株以上1,000株未満は5,000円相当、1,000株以上は8,000円相当 最新情報は企業HPからご確認ください |
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第10位は鉄鋼の電炉向けの黒鉛電極や工業製品向けカーボン素材を製造する東海カーボン。
12月末に1,000株を1年以上継続保有していると、各地の地方名産品など5,000円相当のオリジナルカタログ商品が贈呈されます。
3年以上継続保有すると8,000円相当に増額されます。
同社は自動車のタイヤに封入するカーボンブラックの売上が好調で今期2023年12月期も大幅な増収増益が予想され、来期2024年12月期も期待大です。
ただ中国経済の低迷で主力の黒鉛電極など鉄鋼会社向け製品の販売に不安感があるため、2023年は株価の横ばいが続きました。
業績に比べて株価が非常に割安な企業であることから、今後は業績のさらなる好転による見直し買いに期待したいところ。
1年以上気長に継続保有して優待権利を獲得できるころには、株価も底打ち反転しているかもしれません。