[4]高配当銘柄の探し方-米国株編
国内株投資よりももっと高い成長、もっと高い配当を求めるのなら米国株投資も候補に入れておきましょう。日本株との違いで注意する点は、米ドルでの取引になるため、日本円の資金を使って取引をするときは、証券会社所定の為替手数料がかかること、米国の証券取引所に上場している全ての株が売買できるわけではなく、証券会社が指定した株に限られること(とはいえ、日本で知られている会社はほぼ含まれている)、取引単位は1株であることです。時差があるため、市場取引時間が日本の深夜から明け方になることも知っておきましょう。
このように取引システムの違いはあるものの、銘柄選びの基準は日本株とほとんど変わりません。つまり、成長している事業分野を持ち、十分な利益が得られるビジネスを展開していて、財務体質がしっかりしている会社です。
米国市場は日本市場よりも成長力があり、株主を重視した経営が定着していて株主への利益還元の割合が高いことは、米国株投資の魅力です。
*米国株の配当については、配当金に対し、米国現地で10%の源泉課税(ADRの場合、その企業の所在国によって税率が異なります)、日本国内で20.315%の源泉課税がかかります。また、米国現地で源泉徴収された税金に関しては、確定申告することで外国税控除を受けられます。詳細はこちらをご確認ください。