1953(昭和28)年5月29 日

人類がエベレストへ初登頂成功

 

 1953年5月29日、ニュージーランドのエドモンド・ヒラリーとシェルパ族(チベット)のテンジン・ノルゲイが、世界で初めて世界最高峰のエベレストの登頂に成功し、この日がエベレスト登頂記念日に制定されました。

 エベレストは世界で最も高い山で、標高は8,848メートルとなっています。しかし地殻変動、地球温暖化による影響で、標高は年々変動していて、現在ではもう少し高くなっているのではないかと専門家は述べています。またチベット名では「チョモランマ」と呼ばれています。

 20世紀前半から多くの人々が、エベレスト登頂に挑戦。英国山岳会による1921年の第一次遠征隊がエベレスト登山史の始まりと言われています。1924年にその英国山岳会隊第三次遠征でマロリーが登頂を目指しましたが、成功したかどうかは謎です。なぜならマロリーは帰還を果たせなかったからです。

 その後、1999年にマロリー氏の遺体は発見されましたが、登頂に置いてくる予定の記念品(妻の写真)が装備品の中にはなかったことから、登頂に成功していたのではないかという説もあり、現在でも謎のままとなっています。

 なお、記者の「なぜエベレストに登るのか」という問いかけに対して、マロリー氏が答えた「そこに山があるからだ」は、登山家の信念を表す名言として今なお語り継がれています。

 日本人初登頂は、1970年5月11日の松浦輝夫・植村直己の両氏 。最年長登頂は、2013年の三浦雄一郎 (当時80歳)となっていて、日本政府から「三浦雄一郎記念冒険家大賞」が創設されました。

 

1953年5月29日の日経平均株価終値は

333円59銭

ライター: FIX JAPAN 前沢ともあき