過去25年の半導体サイクル振り返り

 1998年以降の25年間のシリコン・サイクルを振り返ります。過去25年の世界半導体出荷額の推移をご覧ください。

世界半導体出荷金額(3カ月移動平均):1998年1月~2023年3月

出所:SIA(米国半導体工業会)より作成  ご覧いただくとわかる通り、世界の半導体産業は右肩上がりの成長産業です。ただし、シリコン・サイクルといわれるブームと不況の大きな波を作る産業であることもわかります。 この特色ゆえ、半導体関連株は、長期的には大きく上昇しているものの、短期的には激しく乱高下します。米国の半導体関連株指数である、SOX指数の動きで見てみましょう。

SOX指数(米国半導体株価指数)の推移:1998年1月~2023年5月(16日)

出所:ブルームバーグより作成

 ITバブルと言われた1999年にも、半導体の大ブームがありました。この頃の半導体の主用途は、パソコン(PC)でした。20世紀には、PCの成長とともに半導体産業も成長しました。PC買い替えサイクルが、シリコン・サイクルを形成していました。

 1999年には、インターネットの登場でPCの成長期待が異常に高まり、株式市場でIT関連株や半導体関連株が、異常な高値まで買われました。ところが、後から振り返ると、それはバブルでした。2002年には、IT需要が大きく落ち込み、ITバブル崩壊不況が起こりました。

 その後、半導体産業は、長期停滞局面に入りました。PCの成長がなくなったことが影響しました。2008年にリーマンショックが起こると、さらに落ち込みました。

 ただ、後から振り返ると、そこから、半導体業界の大復活・急成長が始まっています。今も、第四次産業革命の進展とともに、需要は増加の一途をたどっています。

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