「株主優待・予想有配優先」を選択して貸株すれば、配当金も株主優待も得られる

 お持ちの株を、楽天証券の貸株サービスを利用して貸し出す場合、
【1】金利優先
【2】株主優待優先
【3】株主優待・予想有配優先

の3通りから、どれか一つを選んでいただくことになります。

 配当金(配当所得)も、株主優待も両方とも欲しいならば、【3】「株主優待・予想有配優先」を選択して、貸株するのが良いと思います。

【1】「金利優先」を選ぶ場合

 配当金や株主優待の権利が確定する日も、貸株の自動返却を行わず、そのまま貸株を継続し、なるべく多くの貸株金利が受け取れるようにします。

 権利確定日は、貸株金利が通常の5倍になります。ただし、株主優待があっても、権利は得られません。配当金は、配当金相当額(雑所得または事業所得)として、お客さまの預かり金に入金されます。

【2】「株主優待優先」を選ぶ場合

 株主優待の権利確定日に、自動的にお客さまの株式が返却され、株主優待の権利を受け取ることができます。株主優待の権利が確定する同じ日に、配当金を得る権利が確定する場合は、配当金を得る権利も確定します。

 ただし、株主優待情報がない場合は、配当金の権利が確定する場合でも、株式の自動返却は行われません。その場合は、配当金(配当所得)は受け取れません。代わりに配当金相当額を受け取ることになります。

【3】「株主優待・予想有配優先」を選ぶ場合

 貸株をしながら、株主優待も配当金(配当所得)も両方とも欲しい方は、こちらを選んでください。株主優待または配当金の権利が確定する日には、自動的にお客さまの口座に株式が返却されます。

 ただし、予想有配優先としていても、優待のない復配銘柄で株式が返却されないケースがあります。詳しくは、以下を参照してください。

株主優待・予想有配優先の詳しい内容と注意点はこちら