米ドル/円は、112円台に下落。ムニューシン発言でドル売り。

昨日（2017年02月23日）の動向

米ドル/円は、東京時間の朝につけた113.45円を高値に、しばらく113円台前半の取引を続けましたが、NY時間になって112円台に急落。

前日公表されたFOMC議事録では、「比較的早い段階で利上げを実施することが適切」との認識を多くのFOMC委員が共有していることが明らかになりました。しかし、マーケットが期待していた3月利上げを示すような強い内容とはいえず、新たなドル買い材料にはなりませんでした。

NY時間には、ムニューシン米財務長官がTVのインタビューで「米国は長期にわたり低金利を続ける可能性」と発言。FOMCとは異なる見解を示したために米長期金利が下落。米ドル/円も112.54円まで売られ、約2週間ぶりの安値をつけました。終値は112.651円（前日比-0.667円）。

一方、ユーロ/ドルは1.05ドル台を維持して、海外時間には1.0595ドルまで反発。フランス大統領選で、中道派のバイル氏が不出馬を決め、マクロン氏と共闘して極右政党のルペン党首に対抗しようとする動きがユーロの安定材料となりました。

豪ドルは上昇。この日発表された第4四半期の民間設備投資は、実績、計画ともに弱く、豪ドル/ドルは、東京時間に0.77ドル前半から0.76ドル台半ばまで下落。しかし、調査は商品市場が回復する前だったとの指摘もあり、下げは限定的。NY時間には買い戻しが入り、年初来高値を更新して0.7739ドルまで上昇しました。

2017年02月23日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	113.309	113.455	112.548	112.651
ユーロ/円	119.581	119.712	119.039	119.170
豪ドル/円	87.251	87.300	86.766	86.908

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2017年02月24日）の展望

【米ドル/円】

レジスタンスは113.78円（2017年02月21日高値圏）、サポートは 111.70円（2017年02月09日安値圏）です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	113.78	114.31	111.70	111.36

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円のレジスタンスは120.31円（2017年02月21日高値圏）、サポートは 118.59円（2017年02月22日安値圏）です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.0615ドル（2017年02月21日高値圏）、サポートは 1.0453ドル（2017年01月11日安値圏）です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	120.31	121.50	118.59	117.30

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

レジスタンスは87.46円（2017年02月17日高値圏）、サポートは 86.28円（2017年02月17日安値圏）です。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	87.46	88.18	86.28	85.00

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2017年02月24日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2017年02月24日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★★	22:30	(加) 1月消費者物価指数（CPI）(前月比	0.4%	-0.2%
★★	22:30	(加) 1月消費者物価指数（CPI）(前年同月比)	1.6%	1.5%
★★★	24:00	(米) 1月新築住宅販売件数(年率換算件数)	57.0万件	53.6万件
★★	24:00	(米) 2月ミシガン大学消費者態度指数・確報値	96.0	95.7

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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