※この記事は2022年6月23日に掲載されたものです。

資産形成に関する調査で読み解く、投資の実態!

 近年、投資や資産形成への関心が高まり、実際につみたてNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)などを活用し、投資を始める方が急増しています。

 しかし、投資やお金のことはなかなか人に相談しづらく、「今のやり方で合っているのかな?」「いろいろとチャレンジしてみたいけど何から始めたらいいのか分からない…」と、疑問や不安を抱えたまま投資を続けられている方も多いのではないでしょうか。

 そこで、すでに楽天証券で投資を始めている方を対象に、投資や資産形成に関するアンケート調査を実施しました。アンケート結果をもとに、他の投資家の実態を読み解き、ぜひ今後の投資の参考にしていただければと思います。

 今回は、すでに楽天証券で投資を始めている方を対象に、「投資信託の選び方」をテーマにアンケートを実施しました。結果はいかに?!

今、どんな投資信託で運用してる?

Q:今保有している投資信託の本数は?

※楽天証券調べ(回答者数:939名)

2本以上保有者の投資信託の組み合わせTOP3

1位 米国株式×世界株式
2位 国内株式×米国株式×世界株式
3位 米国株式×世界株式×新興国株式

 まず保有本数については、約6割の方が2本以上の投資信託を保有しているという結果となりました。

 2本以上保有している方の保有商品を見ると、「米国株式×世界株式」「国内株式×米国株式×世界株式」といったように、リスク分散を目的に、同じ株式というカテゴリーの中でさまざまな地域に分散している方が多くいました。

1本のみ保有者の保有している投資信託TOP3

1位 米国株式インデックスファンド
2位 世界株式インデックスファンド
3位 国内株式インデックスファンド

 1本のみと答えた方の9割近くが「米国株式インデックスファンド」もしくは「世界株式インデックスファンド」を保有しており、特定のカテゴリーに人気が集中しているようでした。

次の1本、どうする?

Q:次に購入してみたい投資信託、注目している投資信託は?(複数回答可)

 次に購入してみたい投資信託、注目している投資信託について聞いたところ、やはり先ほど同様「米国株式インデックスファンド」と「世界株式インデックスファンド」の人気が根強かったものの、すでにこれらの投資信託を保有している方は、次は「海外REIT(リート:不動産投資信託)」「金」「海外債券」などの異なる資産や、「新興国株式」「国内株式」などの異なる地域の商品をポートフォリオに追加することで、リスクを分散させたいという方も多く見受けられました。

 また、同じ米国株式や世界株式に投資する投資信託でも、アクティブファンドにチャレンジしてみたいという回答もありました。

  • 投資信託の選び方

 今回のアンケートで、投資信託の選び方や今お持ちの投資信託について、お悩みの声を多くいただいたので、いくつかのお悩みに対するアンサーをご紹介いたします。

1. 「相場の激しい動き、保有商品の値下がりが不安」
 積立の場合は、値下がり時ほどより多くの口数(量)を購入でき、平均買付価格を下げることができるため、「下落時ほどおトクに積み立てられるチャンス」と捉え、コツコツと積立を継続することが成功の秘けつといえます。

 とはいえ、日々の値動きに一喜一憂してしまい、ドキドキしない運用がしたいという方は、値動きの方向性が異なる資産をポートフォリオに追加することで、リスクを分散させることをおすすめします。

 また、分散効果の高い資産の組み合わせや配分を考えてくれるバランスファンドという選択肢もあります。

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2. 「たくさん種類がある中で、どれを選べばいいのかわからない」

  • 目的別

 投資信託を選ぶ際は、まずは自分の投資目的に合った商品を選ぶことが重要です。自分の目的に合わない投資信託を選んでしまった場合、「こんなはずじゃなかったのに」と期待とは異なる結果になってしまう可能性があるためです。

目的別に投資信託を選びたい方はこちら

  • 目標別

「60歳までに2,000万円を貯める」というように、より明確な目標が決まっている方は、楽天証券の積立シミュレーションを使って、目標金額達成のためのリターンを計算し、そのリターン率以上の実績を持つ投資信託を探すという手法がおすすめです。

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