NISAとつみたてNISA、どう使い分けるべき?

 最初に、NISAの仕組みについて説明します。NISAには、2014年から始まった従来型「NISA」と、2018年から新たに始まった「つみたてNISA」の2種類があります。1年間にどちらか一つしかできません。NISAをやる年は、つみたてNISAはできません。つみたてNISAをやる年は、NISAはできません。

 2022年はどちらを選びますか? 2022年9月に実施した楽天DIの調査(みなさまへのアンケート調査)によると、2022年にNISAをした方が40.2%、つみたてNISAをした方は34.2%、どちらもしていない方が25.6%です。

 今日このレポートで紹介する高配当利回り株に投資するならば、NISAを選ぶ必要があります。つみたてNISAは、国が定めた条件を満たす投資信託だけにしか投資できないからです。

 NISAとつみたてNISAの主な違いは、非課税となる期間、年間の投資可能額、そして、対象商品の3点です。概要は、以下の通りです。

NISA・つみたてNISA概要

出所:楽天証券経済研究所が作成。