積立投資の不利パターン(1)
まずは、(1)の「右肩上がりの上昇を続ける」パターンから見ていきます。
積み立てを開始したときの基準価額が1万円で、その後4カ月、毎月1,000円ずつ、基準価額が上昇していったと仮定します。
上表のように、積み立て開始後に基準価額が上昇を続けると、その都度、上昇した基準価額で投資信託を購入していくことになります。つまり、購入できる口数が毎月減っていくのです。
最終的な評価額は、最後の月の基準価額が1万4,000円になったので、次のようになります。
・ケースA:7万0,000円(50,000口×14,000円÷10,000)
・ケースB:5万9,165円(42,261口×14,000円÷10,000)
そしてリターンは、ケースAが+40%、ケースBは+18.3%になりました。