世界市場の中でインド株式の優勢が目立っている
米国市場では、S&P500種指数が年初来の下げ幅の半分を埋め戻し、「半値戻しは全値戻し」との相場格言を期待させる回復基調をみせてきました。とは言っても、次回(9月)FOMC(米連邦公開市場委員会)に向けたインフレ指標やイベント(ジャクソンホール講演など)を巡る不透明感はいまだ根強く、ショートカバー(売り方の買い戻し)一巡後に押し目形成を余儀なくされる可能性はあります。また、米国経済の景気後退入り観測が業績不安につながる可能性も否定できず、米国株の戻り機運が順調に続くことを楽観視はできません。
こうした中、本稿では「国際分散投資」を拡充する観点でインド株式に注目したいと思います。図表1は、2020年初を100とした場合のインド、米国、日本、中国のMSCI株価指数の推移を比較したものです(現地通貨ベース)。結果として、主要市場の中でインド株式が優勢を維持してきた点が目立っています。
特に同じ新興国(大国)である中国株と比較すると、インド株式の堅調が際立っていると言えるでしょう。農業大国であるインドは、エネルギー資源の輸入大国でもあります。最近の原油相場(WTI先物)の下落基調は、インド経済の下支え要因と考えられます。なお、インドのナレンドラ・モディ首相は8月15日(独立記念日)に行った演説で、「25年後(2047年)までに先進国入りを目指す」と宣言しました。以下では、インド株式堅調の背景、投資魅力、具体的な投資方法についてご紹介したいと思います。
<図表1>主要市場との比較でインド株式の堅調が目立つ




















































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