皆さま、こんにちは!
今年の梅雨期間は平年より短く、6月最終週には関東各地でまさかの連続35度以上の真夏日。
中国では、「梅雨の期間が短い年、真夏日の後には再び梅雨に逆戻りする」という一説もあります。今年の日本もそうなるのでしょうか。
7月1日は香港特別行政区成立記念日で、今年2022年はイギリスからの返還25周年を迎え、香港各地で美術館の無料入場や2階建てトラムの無料乗車など、多くの記念イベントが開催されました。
日本でもすでに開催中の「香港ミニチュア展」in 東京2022をはじめ、香港映画祭や芸術文化公演といった記念イベントの開催が予定されています。コロナ禍の中、なかなか現地へ訪れることが難しい昨今。こうしたイベントでぜひ香港の魅力をご堪能ください。
経済堅調でも厳しい局面に陥った米株市場
<直近3カ月のS&P500指数の推移>
6月の米国株式相場は、高安まちまちな展開となりました。5月終盤の反発基調を維持できず、中盤から大幅に下落した場面もありましたが、終盤にかけて一時的に回復しました。
米国では2021年4月以降、コロナ後の経済活動再開が主因で物価上昇(インフレ)が顕在化され、2022年2月からのロシア・ウクライナ紛争もありさらに加速していました。
米国金融当局は「景気が多少減速してもインフレを抑制すること」を示し、FRB(米連邦準備制度理事会)は今年3月にようやく最初の利上げを決定しました。
利上げは今後も継続的に実施されることが懸念され、米国主要3指数は今年前半で15%以上下落しました。この利上げの影響でドル買い円売りが活発となり、5月ごろから急速に円安ドル高が進み、現時点でもなかなか止まる気配がありません。
7月13日に発表された6月のCPI(消費者物価指数)は前月比+1.3%、前年同月比+9.1%といずれも市場予想を上回り、物価上昇が止まる兆しは見えませんでした。
そのため、FRBが7月にも大幅な利上げをするのではないかとの見方が強まっています。年末まで円安が進むのではないかという見解もあり、引き続き要注意です。
また、7月中旬からは米国主要企業の4-6月期決算が本格化します。2カ月間に及ぶ上海ロックダウンが米国企業にどの程度影響を及ぼしたか、注目しましょう!
ロックダウン解除で元気を取り戻した上海株市場
<直近3カ月の上海総合指数の推移>
6月の上海株式相場は、5月の上昇トレンドをキープできたといえます。上海ロックダウンは5月末をもって実質解除されたことで、街全体が活気を取り戻しました。
しかし、6月末から一部の地域でオミクロン株派生型「BA.5」が検出され、4日間連続で50人を上回るなど感染者が急増加に転じたことから、該当地域の住民に対し12~14日の間に大規模検査が2回実施されました。35度以上の猛暑日の中、何時間も行列に並び、PCR検査を受ける住民もいます。
中国国家統計局が7月15日に発表した4-6月期の国内総生産(GDP、速報値)は前期比▲2.6%、前年同期比+0.4%といずれも市場予想を下回り、前回(修正値)から急減速という結果となりました。特に、経済の中心地である上海市のGDPは2カ月間のロックダウンの影響で、前年同期比▲13.7%と大幅なマイナスに転落しました。