今日の為替ウォーキング
今日の一言
不可能(impossible)な事なんてないのよ。だって言葉自体が言ってるでしょ、「私はできる(I'm possible)」って! - オードリー・ヘプバーン
Black Dog
日銀の本音は「円安大歓迎」。日銀が懸念していることがあるとすれば、円安の「スピード」くらいだ。
鈴木財務相は4月19日、参議院の財政金融委員会で「円安が急速に進んでいる状況だ」と述べた。
もちろん、みんな知っていることだ。ただ、鈴木財務相が「円安がデメリットをもたらす面が強い」と、これまでと少し違う見解も示した。
「円安は日本経済にプラス」というのが政府と日銀の公式見解だ。しかし、このまま円安がどんどん進めば、いずれかの時点で円安によるインフレリスクが、経済成長リスクを上回る局面を迎えるだろう。その転換点こそが介入水準となる。
その意味で、鈴木財務相の発言は気に留めておいた方がいいのかもしれない。もっとも、内閣支持率が下がることを心配しているだけかもしれないが。
いずれにしても、 本気で円安を止めたいなら、「言葉(口先介入)ではなく、行動(実弾介入)」で示す必要がある。