今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは116.60円
↓下値メドは114.15円
[ドル] ボウマンFRB理事「3月50bp利上げの可能性ある」
[ポンド] ラムスデンBOE副総裁「中期的にはインフレの下向きリスクが大きい」
[インフレ] 加工食品の価格は、そのほとんどが労働コスト
2日(水曜)のドル/円は「円安」
24時間のレンジは114.79円から115.69円。値幅は0.89円。
2022年の43営業日目は114.87円からスタート。ほとんど下げることなく、安値は東京時間昼前につけた114.79円。その後は買いが優勢になり、NY時間に入り未明に高値115.69円まで上昇。今週に入って下げた分をほぼ全て取り戻した。終値は115.51円(前日比+0.62円)。
ウクライナ戦争が続くなかで、米金利の見通しを下方修正する動きが強まっている。マーケットが予想していた2022年のFRBの政策金利の最終着地レートは2.00%だったが、この数日間で1.50%まで下落した。今年の利上げ予想回数が2回減ったということなので、大調整である。
ただ、FRB(米連邦準備理事会)が今月利上げするかどうかについては、パウエルFRB議長が「3月の利上げが適切である」とこの日の議会証言で発言しているので、すでに答えがでた。
問題は、利上げがどのようなスタイルになるかということ。最初に大きく利上げしたあと、効果を見るためしばらく様子を見ようとするのか。それとも、小刻みに長期間利上げサイクルを継続していくのか。
FRBは、米経済にウクライナ戦争の影響は及んでいないとの認識。しかし、ウクライナ戦争がエネルギー価格の高騰を通じて米国のインフレを悪化させるのであれば、3月50bp利上げの可能性もありえる。パウエルFRB議長は大幅利上げを完全には否定していない。来週からFOMC(米連邦公開市場委員会)メンバーはブラックアウト期間に入り金融政策に関する発言は禁じられる。FOMC利上げのヒントは今週探すしかない。