エネルギー・農産物価格の上昇はインフレ加速要因

 ウクライナ情勢の悪化は、直接であるにせよ、間接であるにせよ、エネルギーや農産物の価格を、幅広く押し上げる要因と言えます。つまり、同情勢の悪化は、目下進行中の世界的なインフレを加速させているわけです。

図:ウクライナ情勢の悪化が与える間接・直接の影響(再掲)

出所:筆者作成

 これ以上、情勢が悪化しないことが望まれますが、プーチン露大統領がかたくなな姿勢を貫いているとの報道があり、予断を許しません。

 とはいえ、状況が変化すれば、間接要因のみ、あるいは直接要因のみ、どちらか片方の緊張が和らぐ可能性もあるため、いかなる場面でも、情勢を冷静に見守ることが肝要と言えます。

 あえてこの機会を投資の機会とするならば、以下の農産物関連銘柄や、コモディティ全般に関わる銘柄に注目してみるのも、一計かもしれません。

[参考]農産物関連の具体的な投資商品例

国内株式

丸紅

WisdomTree 農産物上場投資信託

WisdomTree 穀物上場投資信託

WisdomTree 小麦上場投資信託

WisdomTree とうもろこし上場投資信託

WisdomTree 大豆上場投資信託

外国株式

ディアー

コルテバ

ニュートリエン

アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド

ブンゲ

ヴァンエック・アグリビジネスETF

インベスコDBアグリカルチャー・ファンド

iPath シリーズB ブルームバーグ穀物サブ指数 トータルリターンETN

商品先物

トウモロコシ 大豆

トウモロコシ 大豆 小麦 大豆粕 大豆油 もみ米

[参考]コモディティ関連の具体的な投資商品例

投資信託

eMAXISプラスコモディティインデックス

SMTAMコモディティ・オープン

iシェアーズコモディティインデックスファンド

ダイワ/「RICI(R)」コモディティ・ファンド

DWSコモディティ戦略ファンド(年1回決算型)Aコース(為替ヘッジあり)

DWSコモディティ戦略ファンド(年1回決算型)Bコース(為替ヘッジなし)

外国株

iPathピュア・ベータ・ブロード・コモディティ(BCM)

インベスコDB コモディティ・インデックス・トラッキング・ファンド(DBC)

iPathブルームバーグ・コモディティ指数トータルリターンETN(DJP)

iシェアーズ S&P GSCI コモディティ・インデックス・トラスト(GSG)