確定申告は、会社勤めの方にはあまりなじみがないかもしれません。しかし、個人投資家としては知っておきたいポイントがたくさん。例えば投資で損が出た年は、翌年以降の利益と相殺すれば税金を抑えることができます。また、配当金を受け取った場合は確定申告をしないと税金を払いすぎてしまうかも…!?
本業はファイナンシャルプランナーであり、人気ブログ『かえるの気長な生活日記。』を運営する投資ブロガーの「かえるさん」こと尾上堅視さんに、個人投資家が知っておくべき確定申告テクニックを教えていただきました。(トウシル編集チーム)
確定申告は国税庁ウェブサイトの「申告等作成コーナー」で
税金の申告に関するミスには気を付けたいものです。
国税庁ウェブサイトの確定申告書等作成コーナーでは、画面の案内に従って金額等を入力することで、過去数年分の申告書等を作成することができます。こちらを利用されるのが、一番スムーズではないかと感じます。
私も10年以上前から活用していますが、毎年どんどん便利になってきています。何より間違えにくいのが一番のメリットと言えます。
過去に、確定申告の書類を書き込み式で提出したときに一度間違いがあり、申告書の訂正が必要だということで、税務署より呼び出しがかかりました。ちょっとした間違いではあったのですが、最初の方で計算を間違ったため修正後の申告書を見ると、赤鉛筆だらけの恥ずかしい書類となってしまい、苦い思いをしました。
その点、国税庁のサイトでは、入力方法を間違わなければ計算ミスはないですし、データの保存・読込ができるので修正なども安心です。
作成した書類の提出方法は、e-Tax(電子申告システム)、もしくは、印刷して書類の提出も可能です。郵送用の税務署の宛先が印字されますので切手を貼ればOKなのですが、提出日(※)にはご注意ください。
私個人は、ITに弱いのでe-Taxを使わずに、あくまで申告書作成コーナーのシステムを使って印刷して持ち込みもしくは郵送しています。
※国税庁ウェブサイトより:郵送の場合は通信日付印により表示された日を提出日とみなします(それ以外の場合には税務署に到達した日が提出日となります)。申告期限:令和3年度は、令和4年2月16日(水)から3月15日(火)に間に合うようお早めに送付ください。