コロナ収束で外食、買い物系優待の人気が復活⁉

 2022年は相場を占う言葉で「寅は千里を走る」といわれる寅(とら)年ですが、1950年以降の寅年の成績は、干支(えと)で下から3番目前後。翌年以降の株価上昇につながる値固め、発射台の年になることが多かったようです。

 確かに、コロナの感染収束後に経済再開によるインフレ(物価上昇)が日本にも押し寄せれば、2022年は優待株の多い内需企業にとって収益を圧迫される年になりそうです。

 とはいえ、行動制限が緩和され、外食や買物、旅行関連の優待を自由に使える日々が戻ってきそうなのは、何よりの良い知らせ。優待券があれば物価高の影響も軽減できます。

 最近は20~30代を中心に「つみたてNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)」を始める人が多く、2020年12月末から2021年6月末までの半年間で新たに115万口座が開設されました。

 株主優待制度は投資初心者が現物株投資にデビューするきっかけになりやすいため、人気の高い優待株への資金流入に期待したいところです!