ポートフォリオの緩衝材:低リスクファンドはどの銘柄がいい?
また、低リスクファンドをご自身が保有する投信ポートフォリオに取り入れることで、ポートフォリオの緩衝材としての機能も期待できます。
従来は債券がポートフォリオの緩衝材としての役割を担っていましたが、足元の世界的な低金利環境により、債券に安全資産としての機能を期待することは難しくなっています。「守り」の要素が強い低リスクファンドなら、相場急変時の基準価額の値動きが緩やかなため、株式のインデックスファンドと併せて保有しても相性がよく、分散効果も期待できます。
このように、リスクと正面から向き合い、相場下落時にうまくかじ取りができる投資信託というのは、相場上昇時に大きなリターンを上げる投資信託と比べ、運用成績こそ地味ですが、れっきとした役割があるのです。
参考まで、楽天証券で取り扱いのある代表的な低リスクファンドには、例えば以下のような銘柄があります。分散投資の手法はそれぞれのファンドで異なりますが、いずれも資産保全に重点を置いているという点で共通しています。
ファンド名 | 運用会社 | |
1 | 投資のソムリエ | アセットマネジメントOne |
2 | ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド | ピクテ投信投資顧問 |
3 | AMC/ステート・ストリート・リスクバジェット型バランス・オープン(ステイブル) | ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ |
4 | ファイン・ブレンド(資産成長型) | 日興アセットマネジメント |
5 | ダイワ・ライフ・バランス30 | 大和アセットマネジメント |
6 | 三井住友・DC年金バランス30(債券重点型) | 三井住友DSアセットマネジメント |
7 | スマート・ラップ・ジャパン(1年決算型) | 日興アセットマネジメント |