2:相場(株価指数)の動きによっては、ブル型とベア型がともに下落することがある?
解答
〇
株価指数が上昇と下落を繰り返す、いわゆる「ボックス圏」の相場では、ブルとベア、双方の投資戦略が裏目に出ることがあります。少々極端な例ではありますが、図のように、対象指数が20日間にわたって連日同じパーセンテージで上昇と下落を繰り返した場合、最終的に、ブル型ファンド、ベア型ファンドのリターンはともに対象の株価指数を下回ってしまっています。このように、対象の指数が上昇と下落を繰り返すと、「負の複利効果」が働いてしまい、基準価額が日々少しずつ下落してしまうのです。
株価が連日3%で上下を繰り返した場合(イメージ)